太平洋戦争で、大学生らが学業の志半ばで戦地に赴いた学徒出陣の壮行会から21日で70年となり、東京都内の各大学で追悼式が行われました。 学徒出陣では、昭和18年10月21日に今の国立競技場がある東京の明治神宮外苑競技場で、雨の中、壮行会が行われ、21日で70年となることから、各大学で追悼式や講演会が行われました。 このうち東京・新宿区の早稲田大学では、少なくとも4500人が学徒出陣し、500人を超える学生が犠牲となりました。 20日は、キャンパスにある慰霊碑に、元学徒や遺族、それに大学の関係者などおよそ70人が集まり、花を手向けたあと、雨の中、全員で校歌を歌って、学業の志半ばで犠牲となった学生たちを悼みました。 3年生の時に学徒出陣した卒業生の寺尾哲男さんは、「学生が戦地に駆り出される異常な世の中に再びならないよう、学徒出陣の記憶を若い世代に受け継いで欲しい」と話していました。 一方、東京・