はじめに サイオステクノロジーの伊藤と申します。今回から数回にわたりデジタルコンテンツのコントラストというテーマで、WCAG2のコントラスト基準とWCAG3で検討が進められている新しい基準APCAについて解説していきます。 対象読者としては、ウェブサイトやアプリケーションなどデジタルコンテンツの制作に携わるデザイナーやエンジニア、アクセシビリティに関心のある方を想定しています。 現在勧告されているWCAG2の達成基準では、テキストや視覚要素のコントラストが一定の基準を満たす必要があります。たとえば、レベルAAでは文字色と背景色のコントラスト比が4.5:1以上であることが要求されます。 図1 テキストとの視認性を確保するために、背景色とのコントラスト比を考える必要がある しかし、人間の目は明るい色と暗い色のコントラストを認識する際に、明るい色の相対輝度が高いほど視認性が高くなるという特性があ
X(旧Twitter)はサードパーティーアプリを締め出し、RedditはAPIを有料化して公式アプリに誘導するような動きを見せていますが、その公式アプリが何よりも使いにくいという声を上げる人は少なくありません。これらに限らず、アプリの使い勝手が悪かったり、長くサービスが続くと「前はよかったのにだんだん使いづらくなった」と感じられたりすることがしばしばあります。なぜアプリがそのような劣化の一途をたどるのかについて、元AI研究者のイワン・ヴェンドロフ氏が解説しています。 The Tyranny of the Marginal User - by Ivan Vendrov https://nothinghuman.substack.com/p/the-tyranny-of-the-marginal-user ヴェンドロフ氏が例として挙げたアプリは、マッチングアプリの「OkCupid」です。OkC
「ポンチ絵」が大好きだ。 なかでも官公庁のつくるポンチ絵がいい。 細かく書き込まれた文字にフリーのイラスト素材、あちらこちらを向いた派手な矢印と吹き出し、関係性を示す線……。圧倒的な情報量がぎゅうぎゅうに詰め込まれた1枚の資料……。それこそが至高のポンチ絵だ。 言葉で説明していても、きっとこの魅力は伝わるまい。まずはご覧いただこう。 環境庁による名作「地域循環共生圏(日本発の脱炭素化・SDGs構想)」とにかくうつくしい。見とれるほどに。 デザインを学んだ人なら眉をひそめるかもしれない。だが、その複雑怪奇な魅力にはあらがえない――。 いったいなぜこんなものが生まれたのだろうか。誰がどうやってつくっているのか。なんのために…どんな意味があるのだろう? わからないことだらけだ。 そこでこの記事では、官公庁のパワポ資料(いわゆるポンチ絵)の独特さ、ポンチ絵が生まれた背景とその使命について考察し、ポ
大日本印刷(DNP)は1日、「じぶんフォント」の読みやすさと、個人の読み書き特性の関係を明らかにする調査結果を発表した。 その結果、読み書き困難の視覚的な症状がある人で、「じぶんフォント」が最も読みやすいと回答した人は約49%。読み書き困難の症状がない人の約37%と比較して約12パーセント多く、「じぶんフォント」の有効性が確認できたという。 「じぶんフォント」は、読み書き困難がある人(発達性ディスレクシアを含む)にも見やすく・読みやすいフォントとして、DNP・東京工業大学・ファシリティジャポン・リアルタイプの4者が、2022年に、プロトタイプを開発。 今回の調査は、このプロトタイプを用いて行い、読み書き特性によって、主観的に読みやすい書体が異なるという可能性と、特性ごとの読みやすい書体の傾向を明らかにすることができたという。 発達性ディスレクシアは、知的能力や教育環境に問題がないにも関わら
esa や Qiita にスライド機能あるけど、別に記事を上から読む形式の発表で構わないと思ってしまう
アクセシブルな投稿 1 年ほど前に X では画像の投稿時に、代替テキストをつけられる機能がリリースされました。この機能によって、音声読み上げソフトを使用するユーザーは、よりアクセシブルなコンテンツを享受できるようになりました。[1] では、投稿者は代替テキストをつければアクセシビリティの高いコンテンツを提供したと言えるのでしょうか。 アクセシビリティについて語る記事では、コーディングや、UI/UX の文脈で語られることが多いように感じます。しかし、SNS などユーザー投稿型サービスにおいても、各ユーザー一人ひとりが意識して取り組むべきものであると思っています。 画像 先述の通り、X では画像の投稿時に、代替テキストをつけられます。画像の投稿の際は代替テキストをつけることを心がけましょう。 X のヘルプセンターでは良い画像の説明を作成する方法が紹介されています。 また、代替テキストがない場合
第三世代が特徴的で、1分単位でスケジュールを管理し、時間に沿って行動をする「電極家」のような存在です。このスケジュールは最初の2日程度であればなんとかこなせる人もいると思いますが、「スケジュールに動かされている」だけであり、「主体的」ではなくなっている可能性があります。 そんな管理方法をしている中で、「自分の人生ってなんだっけ」と問い直すことになり第二世代や第一世代に戻ってしまう、という選択に戻ってしまうのです。だからこそ、第四世代をベースに時間管理を行い、「自分がやりたいことをやる」ために管理していくことが重要なのだと分かります。 Atomic Scrum 株式会社ゆめみの社長である片岡さんが公開している自己管理の資料です(ここでは自己定義も含めて自己実現と言われています) 根本的な考え方は同じであり、自分自身もこの資料がスタートで色々模索し始めた背景もあるので、参考として見ていただける
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