『滋賀県民俗地図』(滋賀県文化財保護協会 1979年)によりますと、滋賀県で節分における伝統的な風習として、「柊に鰯(魚)の頭をさしたものを門口にさす」、「マユ玉をつくる」、「豆まきの豆を初雷に食べる」などのことが記載されています。しかし、巻き寿司を食べることは伝統的な風習としては記載されていません。巻き寿司を食べる風習は比較的最近のもののようで、1994年(平成6)2月1日の朝日新聞夕刊に掲載された「ほんまか?関西編」という記事によりますと、1977年(昭和52)ごろに大阪ではやりだしたと記載されています。