UR都市機構と東洋大学情報連携学部(INIAD)は10月31日、IoTやAI等を活用したモデル住戸「Open Smart UR」を報道機関向けに公開した。カメラやセンサーなどを複数備え、実際に生活することで、データを取得し、新たなサービスにつなげる。 モデル住戸は、東京都北区にある旧赤羽台団地エリアに用意。登録有形文化財の保存住棟(中層階段室型住棟)において、1、3階に2部屋ずつ、計4部屋を整備した。旧赤羽台団地内の築60年の建物をリノベーションしており、間取りを大きく変更した「カスタマイズモデル」と一般的なUR賃貸住宅にスマート技術を取り入れた「ベーシックモデル」の2タイプをそろえる。 Open Smart URは、INIADとUR都市機構が団地でのIoT、AI活用の共同研究をテーマに取り組んでいるもの。代表はINIAD学部長/東京大学名誉教授の坂村健氏が務める。「Open Smart