どんな障害があっても、どんなに幼くても、子どもの声に耳を傾け、対等なやりとりをする――。徹底した「子ども主導」で、その子の発達や生活能力の向上を支援する児童発達支援・放課後等デイサービスが大分市にあ…
94歳の父と87歳の母は長く二人だけで暮らしている。幸い二人とも健康ではあるものの、難聴がひどくなった。そんな二人の会話を横で聞いていると、話がまったくかみ合っていないので、思わず笑ってしまう。 最近、私は二人の会話がスムーズに進むように筆談で通訳をするようにしている。そうすると二人のわだかまりが解けて笑顔が増えてきたようだ。 以前は私が近況報告をしても、同じことを何度も聞かれるので、いらいらしたときもあった。今では筆談で伝えるので、すぐに理解してくれる。父は私の書いたメモの束を宝物のように扱って、何度も読み返しているようだ。そのため、メモの内容を覚えているだけでなく、時々私に的確なアドバイスをくれる。 もう一つ良いことがある。私は大声で怒鳴るように話す必要がなくなったので、穏やかな気持ちで両親と会話を楽しめるようになったのだ。 母は最近の出来事よりも昔のことをよく覚えている。自分が子供の
「取材現場から」のコーナー、恵庭の牧場を舞台にした裁判について取り上げます。 先月、牧場の関係者と恵庭市を相手取り牧場で働いていた男性3人が札幌地裁に民事訴訟を起こしました。 「劣悪な生活環境、過酷な奴隷労働、金銭搾取、この3つが(訴えの)柱になっています」(原告弁護団・中島哲事務局長) 訴えを起こした3人はいずれも知的障害があり身寄りはありません。短い人でも18年間、長い人では45年間住み込みで恵庭の遠藤牧場で働いていました。 しかし3人の生活環境は劣悪なものだったと言います。 「住んでいるのはプレハブ小屋です。そこには水道も通っていない、電気は通っていたようですが暖房器具は3人のうちお一方のみ。(周辺からは)「ちゃんと食べてないんじゃないか」とか「牛とか豚のえさ食ってたんじゃないか」という話も1人からじゃなく聞いています」(中島弁護士) 明け方から日没まで休みなく働いていた3人ですが、
Published 2023/11/18 15:14 (JST) Updated 2023/11/18 15:31 (JST) 障害者が利用する事業所の全国組織「きょうされん」(東京)のアンケートで、回答した全国の障害福祉事業所が2022年度に職員計2617人を募集したところ、採用できたのは57.7%に当たる計1509人にとどまったことが18日、分かった。現場が深刻な人手不足に陥っている実態が浮かんだ。 アンケートは23年6~8月、インターネットなどを通じて実施した。1047事業所の有効回答のうち、職員を募集した844事業所の採用状況などを分析した。 雇用形態別に見ると、正規職員は計910人の募集に対して採用が53.5%の計487人で、非正規職員は計1707人を募集し、採用人数は59.9%の計1022人。
2016年7月に入所者ら45人が殺傷された神奈川県立津久井やまゆり園のある相模原市は17日、障害や性的指向などに絡む差別的言動を禁止する「人権尊重のまちづくり条例」案の概要を市議会に示した。市長がヘイトスピーチの実行者らに中止を勧告・命令し、従わない場合は内容や氏名を公表できる規定を盛り込んだ。先行して制定した川崎市の条例にある罰則の導入は見送った。来年4月の施行を目指す。(古川雅和) ヘイトスピーチ 特定の人種や民族、国籍、出身地などの属性に絡めて「殺せ」「帰れ」「犯罪者」などと偏見や憎悪をあおる言動。2013年に東京・新大久保や大阪・鶴橋など在日コリアンが多く暮らす地区で、差別扇動団体が「朝鮮人を殺せ」などと叫ぶデモを繰り返して社会問題化した。国や自治体に取り組みを求めるヘイトスピーチ解消法が16年に施行された。
Be Freeは、声で会話ができない人のためのアプリケーションです。会話シーンを選んで、相手の声を音声認識。返事の組み立てをAIがサポートし、声で返答します。声のない生活を送る人にとって、役に立つサービスのヒントになったらいいと考えプロジェクトを進めています。 Be Free - 話せない人が自由に会話できるアプリ https://jr.mitou.org/projects/2023/be_free 【Q. この動画は何?】 2023年度の小中高生クリエータ支援プログラム『未踏ジュニア』の成果報告会です。採択者が期間中に開発したプロダクトを発表しています。 2023年度の採択まとめ https://jr.mitou.org/projects/2023 2023年度の発表まとめ https://www.youtube.com/playlist?list=PLNObH2jlC6lfjkM
小学5年生、生成AIを活用したボタン会話アプリを開発2023.11.14 17:009,720 福田ミホ ちゃんと使える生成AI。 公開から約1年経った生成AI、ChatGPT。その受け答えの賢さに多くの人が衝撃を受けて爆発的に広がりましたが、素のチャットとして日常的に使う人はそんなに多くはなく、ユーザーが減ってるなんて話もありました。 でも、これならたしかに使えそう!と希望が広がるアプリを見つけましたのでご紹介しますね。 場面緘黙当事者の小学5年生が開発それが、場面緘黙(かんもく)症(特定の状況で声を出して会話ができなくなる)の当事者である上田蒼大氏が開発したアプリ「Be Free」です。 上田氏は人前での会話全般ができないので、普段から筆談やジェスチャーで会話をしていましたが、時間がかかったり、細かいニュアンスが伝わりにくかったりするのが悩みでした。そんなとき、自分の言いたいことをパッ
意思疎通ができない障害者は不幸を作る――。 2016年に相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者19人が殺害された事件。元職員の植松聖死刑囚(33)は、こうした考えを持っていたとされる。 事…
神奈川県内のグループホーム(GH)で暮らす軽度知的障害の女性(31)が男児を出産し、育児を希望したが、乳児院に預けざるを得なくなっていたことが1日、分かった。GHでの受け入れがかなわず、GH以外で十分な子育て支援を受けるのも困難だった。 知的障害者の出産や育児を巡っては、北海道江差町のGHで入居者が不妊処置を受けていたことが昨年、判明。これを受け、厚生労働省は障害福祉や子育て関連施策を最大限活用して障害者の育児を支援するよう自治体に通知したが、実際には希望が宙に浮いてしまう現実が改めて浮き彫りになった。 女性は神奈川県藤沢市で社会福祉法人が運営するGHに住んでおり、同県内の企業に勤務。生理不順もあって、妊娠に気付いたときには22週を超えており、中絶の選択肢はなかった。行政などの支援を受け、今年4月に男児を出産した。
神奈川県内のグループホーム(GH)で暮らす軽度知的障害の女性(31)が男児を出産し、育児を希望したが、乳児院に預けざるを得なくなっていたことが1日、分かった。GHでの受け入れがかなわず、GH以外で十分な子育て支援を受けるのも困難だった。 「めちゃくちゃ心配」された知的障害の女性が出産、「めっちゃいいお母さん」に 子育てを可能にした秘訣とは 知的障害者の出産や育児を巡っては、北海道江差町のGHで入居者が不妊処置を受けていたことが昨年、判明。これを受け、厚生労働省は障害福祉や子育て関連施策を最大限活用して障害者の育児を支援するよう自治体に通知したが、実際には希望が宙に浮いてしまう現実が改めて浮き彫りになった。 女性は神奈川県藤沢市で社会福祉法人が運営するGHに住んでおり、同県内の企業に勤務。生理不順もあって、妊娠に気付いたときには22週を超えており、中絶の選択肢はなかった。行政などの支援を受け
入所者への虐待や不適切な支援が相次いだ神奈川県立知的障害者施設「中井やまゆり園」(中井町)を巡り、県は25日、虐待や不適切支援の疑いを知りながら適切に対応しなかったなどとして、男性園長(58)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。また、園職員7人と本庁の幹部職員15人を文書訓戒や口頭訓戒などとした。黒岩祐治知事と副知事は監督責任を考慮し、給料の減額をする方針。
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