最近は新品でも安価に入手できるデバイスが増えてきた。こうしたデバイスに最新のLinuxを入れると、小型パソコンとして利用できるようになる。それぞれのデバイスの特徴に合わせた用途に使えるようLinux化する方法を紹介する。 キーボード一体型モデルのPC「Raspberry Pi 400」に、「Chromium OS」をインストールして持ち運べるクラウド端末としてLinux化します。 小型PCボード「Raspberry Pi」(以下、ラズパイ)は、本体に「GPIO」と呼ぶデジタル信号の入出力端子を備えているため、電子工作の用途で使われることの多いデバイスです。けれども、UbuntuやManjaro、LibreELEC、Volumio、RetroPiなど多くのLinuxディストリビューションがラズパイ向けのイメージファイルを提供しており、Linux PCとしても活用できます。 ラズパイには、スペ