コロナショックが、王者を襲った。川崎フロンターレが控え選手5人で、リーグ戦の第23節・浦和戦(埼玉)に臨んだ。5人のうちGKは3人、フィールドプレーヤーは2人という異例の事態。前日29日までに、計9人のトップチーム関係者が新型コロナウイルス陽性者と判定された。やりくりが難しい中、敗北を喫した。次節に対戦する首位横浜とは、消化試合数が2試合少ないが勝ち点差11の5位。優勝戦線の生き残りも厳しい状況となった。 ◇ ◇ ◇ 試合開始2時間前、午後5時ごろ。川崎Fのスタメンが発表されると、SNSがざわついた。スタメンは、ほぼ主力。注目はサブメンバーだった。ベンチ入りした控え選手はわずか5人。ましてGKが3人を占め、フィールドプレーヤーは2人だけ。29日までに計9人のトップチーム関係者が新型コロナウイルス陽性者と判定された影響だった。ツイッター上では「交代が足りない」とファンの嘆く声が多