かつてはセンサーというと特殊な周辺デバイスというイメージがあったが、最近のコンピュータには、多数のセンサーが搭載されていて、標準的なデバイスになった。分かりやすいのは、タブレットやスマートフォンに搭載されている「回転」センサーで、これにより、画面の向きに応じて表示を切り替えることができる。 センサーとは何らかの物理量を測定するデバイスだが、コンピュータには、照度センサーや加速度計、ジャイロ、地磁気センサーなどもある。また、カメラは二次元画像の、マイクは音波のセンサーと考えることもでき、コンピュータの内蔵時計も時間の「測定」デバイスといえる。 厳密にいうと、センサーではないが、GPSも位置測定のデバイスであり、加速度計や地磁気センサー、ジャイロなどと組み合わせて利用することがある。 センサーやそれを含む測定器がコンピュータに接続できるようになったのは、かなり昔のことだ。1960年台後半、He