BadUSBを赤外線リモコンで遠隔操作する「IR-BadUSB」:Black Hatでハードウェアハック!(2)(1/3 ページ) 筆者の今岡通博氏がハッカーの祭典「Black Hat」に投稿した、ハードウェアの改変を中心にしたハッキングの事例を紹介する本連載。第2回は、赤外線リモコンを使ってBadUSBを遠隔操作する「IR-BadUSB」だ。
USBメモリーや外付けHDD、ポータブルHDDやSSDなど、USB 3.0以降に対応する高速なUSB機器をパソコンに接続するときは、パソコンのUSB端子の規格も確認して挿す。適当に挿すと、本来の性能を発揮できない。組み合わせによっては、本来の20分の1以下の速度しか出ない(図1)。USBは規格によって最大転送速度が異なる。過去の規格と互換性が保たれており、新しい規格の端子に古い規格の周辺機器を接続できる。だが、その場合は古い規格の速度になるため、遅くなってしまう(図2)。 図1 USB端子は互換性が保たれており、最新機器をどの端子に挿しても利用できる。だが、規格によって最大転送速度は異なる。画面はUSB 3.2 Gen 2対応のSSDを各端子に挿したときの読み書き速度の計測値
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