足りない電気をお隣さんから調達、マンションの光熱費が30%減る:スマートシティ(1/2 ページ) 静岡ガスはマンション内で電力の融通を可能にする「T-グリッドシステム」を開発した。各戸に設置したエネファームを制御することで、電力が不足している家庭に向けて、余裕のある家庭のエネファームが電力を供給する。東レ建設は同システムを導入したスマートタウンを静岡県東部に立ち上げ、2017年度の完成を予定する。 静岡ガスはマンション内で余剰電力をやりとりする仕組み「T-グリッドシステム」を実用化する。東レ建設が2017年度に完成を予定するスマートタウンに組み込む。家庭用燃料電池システム「エネファーム」をマンションの全戸に組み込んで使う(図1)。分譲マンションとして同システムを導入する初の事例である。「今後は他の建設事業者や不動産開発事業者はもちろん、他のガス会社への技術供与も検討している」(静岡ガス)。