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気候モデルによるいわゆる温暖化予測実験の結果を影響評価に活用しようという研究集会に出席しました。IPCC第5次報告書をにらんだいくつかの研究計画が背景にあるものです。ただし、わたしの日程が大学で担当している授業と重なってしまい、途中までしか出席できず、主催者・発表者のかたには失礼いたしました。 そこでの直接の話題ではなくて、ちょうど読んでいたほかのものがきっかけですが、わたしは、「気候モデル出力をもとに社会へのインパクトを計算するというアプローチにこれほど多くの人が集中的にかかわるべきなのだろうか」と疑問を感じています。(わたしは温暖化懐疑論者ではありませんが、温暖化研究懐疑論者かもしれません。[2011-01-28加筆: 温暖化研究否定論者ではありません。もしそうならば今の仕事をしていないはずです。]) このコメントは、そういう研究をすると言って予算をもらっているかたがたではなく、予算を
新しいソフトウェア開発技法へチャレンジできるか? ソフトウェア開発の世界にも日々の進歩がある。そしてその中には、使えばさまざまな恩恵を受けられる技法もある。しかし、それらを現場ですぐに活用できるとは限らない。例えば、1990年代末に生まれ、1つのブームを形成したエクストリーム・プログラミング(XP)という開発技法がある。これは、とても優れた開発技法だと思うのだが、開発プロジェクト単位で、顧客まで巻き込んだ形で使われることが前提となっている。しかし、顧客ぐるみでまったく新しい方法にチャレンジできるかといえば、できないことの方が圧倒的に多いだろう。では、エクストリーム・プログラミングの技法を全部使おうとせず、使うことができる部分だけを取り出して試みることができるかというと、そういうわけにもいかない。エクストリーム・プログラミングは、いくつかのプラクティスと呼ばれる項目から成り立っているのだが、
技術(あるいは工学)のエッセンスは何か? 科学と技術の違い? - 発声練習 リンクされている複数の文章で,答えがシンプルに書かれています.設計(デザイン)です. 外国ではテクノロジーに関する教育は、10〜12年程度が基本で、テクノロジーに限らずその本質である設計についてやその周辺である労働、それからテクノロジーが社会にどういった影響を与えたかという歴史までみっちりと教育している。 科学研究費事業仕分け問題を教育で解決する現時点でのたった一つの最適解 - 技術教師ブログ 『Standards for Technological Literacy』を翻訳した桜井宏氏によると、この本の大部分を占める内容こそ、日本の技術教育に足りない内容という。詳しくは邦訳をお読みいただきたいが、例えば、「技術と科学との違い」「技術の本質はデザイン(設計)にある」「デザインとは相反する複数の要求あるいは制約のバラ
インテリジェントデザインに対して、アンインテリジェントネットワーク(Unintelligent Design Network, Inc.)がインテリジェントデザイナーは馬鹿であるというジョークを飛ばしたり、Dr. Mark Perakhが「1個部品をはずしたら壊れるようなIrreducible Complexityはデザイナーが出来が悪い証拠」と言ったりと、アンインテリジェントデザイナーという批判は既に、多くなされている。 これに対して、インテリジェントデザインの数学担当Dr. William A Dembskiは反論している。しかし、自爆方向に反論しているようなのだ。 William A. Dembskiは「Intelligent Design is not Optimal Design(インテリジェントデザインは最適デザインではない)2000/02/02」というネット上の記事で次によう
Forum 202 hybrid 報告 金子 毅、松井 亮太、吉岡 律夫、 古川 元晴、中尾 政之、飯野 謙次
モノの見方が確実に変わる一冊。 フォーク、ナイフ、クリップ、ジッパー、プルトップなど、身近な日用品について、「なぜそのカタチを成しているのか」を執拗に追求する。日ごろ、あたりまえに使っているモノが、実は現在のカタチに行き着くまでに途方も無い試行錯誤を経たものだったことに気づかされる。 いわゆるデザインの定説「形は機能にしたがう(Form Follows Function)」への論駁が面白い。著者にいわせると、「形は失敗にしたがう(Form Follows Failure)」だそうな。もしも形が「機能」で決まるのなら、一度で完全無欠な製品ができてもいいのに、現実はそうなっていない。モノは、先行するモノの欠点(失敗)を改良することによって進化していると説く。これが膨大なエピソードを交えて語られるのだから、面白くないわけがない。 たとえば目の前のフォーク。そのカタチ・大きさになるまで延々と進化の
はてなブックマーク - Looks cute, Looks weird - 2009年4月15日失敗、というほど重い言葉で捉えてないんだよな個人的には。仮説バイナリツリーみたいな木の枝を最初に大量に生やして、いらん枝から切って盆栽にすると美しくて正しい、みたいな感じ。えーと、☆をたくさんいただいたので自分で言及します。実際は、実験の仮説を間違えたまま4時間ぶっ通しで実験しちゃったとか、装置が壊れた(壊した)とか、装置を他で使ってるから今使えないとか、見つけた数理モデル1個だけでは自分の研究には足りなかったとか、一個の論文では仮説を補強するには不十分だったとか、ライブラリにバグがあったとか、いろんな目にあうんですけれど。基本的には、研究における仮説とその検証は、盆栽作りに似ていると思います。つまり、日々の研究のプロセスに対して、あんまり失敗とか重い言葉を与えたり、いちいち深刻に考えないで、ち
【業務連絡】 午後から夜にかけてサーバーが妙に重くなることがあります。日が変わると大丈夫のようです。落ちているわけではないので、クリックして何も起きなかったら、まあ、お茶でも飲んでいてください。 ここの運営方針は、私との職務関係を示唆する投稿内容を原則として削除するというものです。私との職務関係が無い他大学の方であれば、大学名や立場が分かる状況での投稿は差し支え有りません。 ここの管理者は、apj@水商売ウォッチングの中の人、です。引用部分を除く著作権及び内容についての法的責任はapj個人にあります。 広い意味での研究・教育活動の一環として運営しています。一応学外なので、以前のblogよりは雑談の割合が高くなる見込みです。 apj_yamagataを名乗る私の偽者が出没していますが、こいつは「ふま」「比ヤング」という有名な荒らしで、私とは全く無関係です。ご注意ください。「ふま」っ
ここ何年か考えているテーマのひとつが「カジュアルなフォーマルメソッド(語義矛盾は承知)」なんですよ。一連の{テスト(Test), 仕様(Specification), 振る舞い(Behaviour/Behavior)}駆動開発なんて動きは、カジュアルなフォーマルメソッドなんだと僕は捉えているわけですが、もう一歩踏み込んで欲しい感じ、隔靴掻痒の不満もあります。 そこでメイヤーに戻って「契約駆動」とか、あるいは「検証駆動」なんて言葉も使ってみたけど、ナントカ駆動には食傷気味。"Offencive Programming"は、「攻撃的プログラミング」と訳されると真意がまったく伝わらないし、、、 紆余曲折の末、「デュアルプログラミング」って言葉を使うことに(暫定的だけど)決めました。そしてエクソシストゲームは、デュアルプログラミングを説明するために案出した“極端化した比喩”です。 内容: 設計(仕
前ふりは「型→代数→…それから:型理論入門(の前半)」にあります。これは本編(後半)。1回読み切り(長いけど)で、比較的新しい*1型理論を紹介します。「入門(門に入る)」というよりは門の外から中を覗いてみる程度。 説明用コードはJavaの構文を使います。ただし、パッケージ宣言は書かないし、publicはなるべく省略。 内容: インターフェースなんて、所詮こんなもの 心理的効果とか、人間-人間コミュニケーションとかは、別問題 わけわからんインターフェースに制約を付加する もっと制約を足してみる 謎のインターフェースに意図されたもの で、それが型理論にどうつながるの? インターフェースなんて、所詮こんなもの まず、次のインターフェースを見てください。 interface AB { int a(); void b(); } これスゴイでしょ。何がスゴイって、これを見てもなんのことやらサッパリわか
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