ホットスポットはマントルの流動に影響されて個別に移動している 2012年11月27日 山崎 俊嗣(東京大学大気海洋研究所) 星 博幸(愛知教育大学) 東京大学大気海洋研究所の山崎俊嗣教授、米国オレゴン州立大学の Anthony A.P. Koppers 准教授、愛知教育大学の星博幸准教授らの研究グループは、統合国際深海掘削計画(注1)によるルイビル海山列掘削試料を用いた研究により、マントル深部から煙突状に立ち上がる上昇流であるホットスポットが、個別に移動していることを明らかにしました。プレートテクトニクス(注2)の確立以来、ホットスポットは不動である、つまりホットスポットはマントルに固定された座標系であるとして、プレートの過去の運動を求めるための基準などに用いられてきましたが、これを見直す必要があります。今後は、ホットスポットがマントルの流動により移動するというモデルに基づいて、プレート運