メンタルヘルス関連施設で、ベッドの上に座り雑誌を見やる患者(2007年1月23日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / CHRISTOPHE SIMON 【6月9日 AFP】米疾病対策センター(CDC)は7日、全米自殺率が1999年から3割近く上昇し、2016年には約4万5000人が自ら命を絶ったとの調査結果をまとめた報告書を発表した。 報告書では、自殺を「増大する公衆衛生上の問題」と形容。1999~2016年の統計として、自殺件数は50州中44州で大幅に増加し、増加率が30%を超えた州は25に上ったとしている。増加率が最も大きかったのは、ノースダコタ州の57%だった。 専門家らによると、米国で自殺は10番目に多い死因であり、単一の要因が原因となることはほとんどない。CDCの報告書では自殺の要因として、「人間関係の問題または死別、薬物の乱用、身体上の健康問題、仕事、金銭、法的または