米テスラに対するウォール街のスタンスがさらに悪化した。ウェルズ・ファーゴのアナリストも13日、販売へのリスクを警告し、需要押し上げを目指す値下げ戦略は効果を失いつつあると指摘した。 ウェルズ・ファーゴのアナリスト、コリン・ランガン氏は13日の顧客向けリポートで、テスラの中核市場における成長は鈍化しているとし、「売り」に相当する投資判断に引き下げた。テスラの販売台数は今年横ばいで、2025年には減少すると同氏は見込んでいる。 テスラは「成長のない成長企業」だとランガン氏は記述。同氏は2023年下期に価格が5%下落した一方で、販売台数は上期からわずか3%の増加にとどまったことを挙げた。 テスラ株を担当するアナリストらは懸念を強めつつあり、強気判断を示すアナリストの割合が2021年4月以来の最低に沈んでいる。テスラが1月に2024年の販売台数の伸びは鈍化すると警告したことを受けて、センチメントは