歴史上フィン族の信仰に関する最初の記述は、1551年にフィンランドの司教のミカエル・アグリコラ[1]が旧約聖書の『詩篇』をフィンランド語に翻訳した時のものである[注 1]。彼はその翻訳(『ダビデの詩篇(ダウイディン・プサルッタリ)(フィンランド語版)』 Dauidin Psalttari、1551年)の序文の中で、ハメ地方やカレリア地方の神や精霊について多く記述している[注 2]。 上記ミカエル・アグリコラの神々の目録(フィンランド語版)では、ハメ地方とカレリア地方とでそれぞれ以下の12の神や精霊の名前と伝承が記録されていた。 ハメ地方 タピオ アハティ(フィンランド語版)[2] ワイナミョイネン ラフコ(フィンランド語版)[注 3] リエッキオ(フィンランド語版)[3] イルマリネン(英語版) トゥルサス(⇒イク・トゥルソ)(フィンランド語版)[4][5] クラッティ(フィンランド語版)