トランプ政権の国務長官として最後のサウジ訪問をしたポンペオ (左)。ここにイスラエルのネタニヤフも加わったと報道された(サウジは否定) Bandar Algaloud/Courtesy of Saudi Royal Court/REUTERS <アラブの盟主サウジアラビアは、イスラエルのネタニヤフ首相の訪問を否定しているが、湾岸諸国にはパレスチナ人の土地をイスラエルから取り戻すよりイスラエルと協力してイランに対抗することを重視する雰囲気になっている> サウジアラビアの外相は、高齢のサルマン現国王を支える陰の実力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、同国を訪問中の米国務長官マイク・ポンペオとともにイスラエル当局と会談したという報道を否定した。 ポンペオは、首都リヤドで開催されたG20サミットに出席するためにサウジアラビアを訪れている。この訪問は、ポンペオの国務長官としての最後の旅だと広く認識
サウジ記者殺害、死刑撤回か 被告5人を禁錮刑に 2020年09月08日00時35分 サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏=2014年12月、バーレーンの首都マナマ(AFP時事) 【カイロ時事】サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が2018年10月にトルコにあるサウジ総領事館で殺害された事件で、サウジ国営通信は7日、首都リヤドの裁判所が殺人に関与した罪などで起訴された被告5人に禁錮20年を宣告したと伝えた。昨年12月に下された死刑判決を撤回し、減刑したとみられる。 【地球コラム】サウジアラビアは国交正常化に踏み切らないのか カショギ氏の遺族は今年5月、被告らを「赦免する」と表明。中東のテレビ局アルアラビーヤによると、サウジでは遺族の許しがあれば死刑を免れると規定されている。被告の氏名は非公表で、今回の判決が確定する。 サウジ政府に批判的だったカショギ氏は、書類手続きで訪れたサウジ総領
サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏。バーレーンの首都マナマで(2014年12月15日撮影)。(c)MOHAMMED AL-SHAIKH / AFP 【4月2日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は1日、昨年10月にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内で殺害されたサウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏の子供4人が、サウジアラビアから高級住宅や多額の金銭の提供を受けたと報じた。 同紙によると受け取ったのはカショギ氏の息子2人と娘2人。サウジアラビア側とカショギ氏家族との示談交渉の一環で、4人に公の場で発言するのを控えさせる狙いもあるという。 また4人に与えられた住宅は沿岸都市ジッダ(Jeddah)にあり、最高400万ドル(約4億4500万円)の価値があるという。さらに4人は毎月1万ドル(約110
携帯電話を手にしたサウジアラビアの女性たち(2017年9月24日撮影、資料写真)。(c)Fayez Nureldine / AFP 【1月7日 AFP】サウジアラビアで、夫婦の離婚手続きが行われる際、裁判所はその旨を妻側にテキストメッセージで通知するという新規則が6日、施行された。当局が発表した。同国では夫が妻に断りもなく婚姻関係を破棄する事例が頻発しているとされ、司法省が承認したこの規則はその対応策とみられる。 国営のニュース専門衛星テレビ局アルイフバリヤ(Al-Ekhbariya)など地元メディアは同省の発表として、女性は今後、「婚姻関係に何らかの変更があった場合にはテキストメッセージで通知」を受け、「婚姻契約の解消に関する文書も同省のウェブサイトで閲覧」できるようになると伝えている。 保守的なサウジアラビアは、女性に対し世界でも有数の厳しい制約を設けている国でもあるが、同国の事実上の
10月22日インドネシアを訪問したサウジのジュベイル外相(左)に対し、ウィドド大統領(右)は「サウジで働くインドネシア人労働者の保護」を強く訴えていたが── Beawiharta Beawiharta / REUTERS <反政府ジャーナリスト殺害事件で国際的に批判を浴びているサウジ。今度はインドネシア大統領による「出稼ぎ労働者の保護」要請を無視する暴挙に> サウジアラビアでメイドとして働き、殺人の罪で死刑判決を受けていたインドネシア人女性が10月29日、サウジ当局によって処刑された。インドネシア政府による度重なる減刑嘆願や支援組織による「裁判やり直し要求」を無視し、女性の家族やインドネシア大使館にも事前通告なしでの突然の執行にインドネシア政府、社会はサウジアラビアへの反感を強める事態となっている。 サウジアラビアはサウジアラビア人フリージャーナリスト、ジャマル・カショギ氏を10月2日にト
イスタンブールのサウジアラビア領事館に入っていくジャマール・ハーショグジー(ジャマル・カショギ)の映像 Reuters TV/via REUTERS <メディアを騒がせている、トルコで殺害されたサウジ人ジャーナリストの名前表記が本来の発音から相当かけ離れている。メディアの皆さん、何とかなりませんか> 「ギョエテとはオレのことかとゲーテいい」というコトバがある。ドイツの文豪ゲーテを日本語でどう表記するのかについては明治以来、いろいろな試みがあり、結局ゲーテに落ち着いたのだが、なかにはギョエテのように本来の発音からはだいぶ乖離してしまうケースも少なくなかった。 ちなみにいうと、この現象は日本語だけではない。英語話者にとっても、ゲーテの名は発音しづらいらしく、ガータとかグータなど英語でもさまざまに読まれている。 さて、こんな話からはじめたのは、今メディアを騒がせている、トルコで殺害されたサウジ人
Published 2018/10/17 11:29 (JST) Updated 2021/03/02 11:38 (JST) サウジアラビア政府を批判してきた米国在住のサウジ人著名記者ジャマル・カショギ氏がトルコで行方不明になった事件が世界のメディアの注目を集め、米国とサウジの外交関係にも影を落とす状況となっているが、中東地域を専門とするニュースサイト「ミドル・イースト・アイ」が16日、カショギ氏の動静についてショッキングなニュースを伝えた。カショギ氏は今月2日、イスタンブールのサウジ総領事館内で生きたまま体を切断され殺害されたというのだ。 カショギ氏が身に着けていたアップルウォッチに殺害の様子が録音されており、その録音を聞いたトルコ筋の話として報じた。それによると殺害に要した時間は7分間で、カショギ氏は総領事の執務室から書斎に引きずり込まれ、テーブルの上で殺害された。カショギ氏の叫び声
<2017年6月に隣国カタールを断交し、経済的にも封鎖してきたサウジアラビアだが、今度は物理的にもカタールを孤立させようとしている> サウジアラビアが、対立する隣国カタールをいっそう孤立させようとしている。半島国家のカタールが陸のサウジアラビアと接する部分に核廃棄物処理場や幅約200メートルもの運河を建設して、カタールを陸の孤島にする計画なのだ。 政府系のアルリヤド紙とオンライン新聞「sabq」の報道によれば、サウジアラビアは全長60キロに及ぶカタールとの国境沿いに軍事基地と核廃棄物処理場と幅約200メートルの運河を建設し、カタールを物理的にも孤立させる計画。 両国の関係は、2017年6月にサウジ主導の中東諸国がカタールと国交断絶して以来、危機に陥っている。 サウジアラビアとその同盟国であるバーレーンやアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトなどは、カタールが中東でのテロ活動を支援していると非
英国を訪問したサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(右、2018年3月7日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / POOL / Dan Kitwood 【3月16日 AFP】サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子(32)の姉が、仏パリのマンションでボディーガードに改装作業員への暴行を命じたとして、フランス当局から逮捕状を出されていることが分かった。司法筋が15日明らかにした。 逮捕状はサウジアラビアのハッサ・ビント・サルマン(Hassa bint Salman)王女に出されたもの。パリ西部の超高級住宅街、フォッシュ通り(Avenue Foch)にある同王女のマンションで2016年9月に暴行事件が発生し、これを受けて昨年12月末に逮捕状が交付された。複数の事情筋がAFPに明かした。 同王女は40歳代とされる。作業員の話に
<懸念を募らせる国外の有識者たちとは裏腹に、国内では皇太子の改革を称賛する声が圧倒的に多い> 勘弁してくれ、田舎道を時速130キロで飛ばすなんて。しかもタイヤの空気圧が低過ぎて警告ランプが点灯している。事故ったらどうする? 私の薬品アレルギーを、アラビア語でうまく説明できるだろうか? 私たちはサウジアラビア北西部の町ウラーの郊外を走っていた。雇われ運転手のアブナジブ(仮名、その他の取材対象者も同様)は平然とアクセルを踏み続け、私の不安に気付く気配もない。 アブナジブを紹介されたのは25分前だ。大柄なくせに、何か警戒している感じだった。でも私が冗談めかして「ムハンマド・ビン・サルマン」と名乗ると笑顔がはじけた。それからの2日間は、彼も相棒の男性もすごく冗舌だった。 私は6人のアメリカ人と一緒にサウジアラビア各地を車で回る旅の途中。行き先は南西部ジッダ、ウラー、北部ハーイル、首都リヤドと東部ダ
イエメンの首都サヌアにあるモスク前で、大型スクリーンに映し出されたイスラム教シーア派系反政府武装勢力「フーシ派」の指導者アブドゥルマリク・フーシ氏の演説を聞く同派のメンバーとその支持者ら(2017年11月30日撮影)。(c)AFP/MOHAMMED HUWAIS 【12月1日 AFP】(更新)サウジアラビア軍は30日、内戦下のイエメンから飛来した弾道ミサイルを迎撃・破壊した。サウジ国営メディアが報じた。 ミサイルは、イランが支援するイエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」が発射したものとされる。サウジアラビアには11月上旬にもミサイルが飛来し、フーシ派が発射を認めていた。 国営サウジ通信(SPA)がフーシ派掃討作戦を進めるサウジアラビア主導の連合軍報道官の話として伝えたところによると、ミサイルはサウジアラビア南部ハミースムシャイト(Khamis
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く