Metaだけではない ジャパンディスプレイ、ソニーも追う、新世代HMDの技術トレンドとは何か(6/7 ページ) 「ホログラム光学系」に注目せよ その上で、Metaがさらなる薄型化技術として注目しているのが「ホログラム光学系」だ。ホログラムというとお札やクレジットカードについている虹色のアレを思い出すが、それと「定義としては同じだが役割が違う」ものである。HMDの場合にはレンズと同じように「光源の光を目まで届ける」ために使うもの、と考えていただいて構わない。 使われるのはホログラフィック光学素子(Holographic Optical Element、HOE)と呼ばれる技術。特定波長の光のみを回折するため、高い透明度と小型化を両立できる。 写真は冒頭でも紹介した、Metaの試作機「Holocake 2」。HOEを使い、従来のHMDに比べかなりコンパクトになっているのがわかる。これはすでにPC