米Microsoftは12月9日(現地時間)、冷却に水を一切使用しない次世代データセンターの設計を発表した。AIのワークロードに最適化されており、チップレベルの冷却ソリューションを採用することで、水の蒸発なしに正確な温度制御を実現するとしている。 データセンター内のトイレやなどの管理目的で水は依然として使用されるものの、この設計により、データセンター1施設当たり年間1億2500万リットル以上の水を節約できるという。 このゼロウォーター冷却設計では、水を閉ループシステムで循環させる。建設中にシステムに水を満たせば、サーバとチラーの間で水が循環し続け、新たな水供給を必要とせずに熱を放散する。 Microsoftは、2000年代初頭から水の使用量削減に取り組んでおり、第1世代のデータセンターと比べてWUE(Water Usage Effectiveness:水使用効率)を80%向上させている。将