公立学校の真実
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中1の教科書をほんの数ページ進んだところに、「-6cm長いを、ーを使わないで表せ」という問題が出てきます。日常的に「―6cm長い」という言葉を使わない彼らにとって、理解しがたい問題です。
教科書を数ページ進んだところで、すでに混乱が待ち受けているのです。
私は、こんなの飛ばしても良いと思います。
なぜなら、余計に混乱し、今まで分かっていたことがらまでも、混乱させてしまうからです。
しかし、教員は、中1の教科書の初めに出てくることがらも理解できないと、残りの多くのことがらはきっと理解できないと考え、時間をかけて懸命に教えます。
中1の数学の「正と負の数」の計算で、「負の数を引く」があります。この教え方や考え方は、様々な視点からアプローチされています。それほど難しいのです。
数直線で教えると一番理解しやすいかもしれません。
しかし、(-4)-(-9) のような問題が出てくる度に数直線で計算させるのは、現実的ではありません。
パターン化すれば計算しやすく、正解を出してくれると思います。
しかし、これも分からなければ飛ばしてもよいと思います。
逆に、何を理解させておけば良いのか、ということです。
正と負の数で必要なのは5-9 -2-7 -8+4 -2+5です。
さらに、小学校で習う分数の通分と、九九を始め、3桁と2桁の掛け算や割り算ができていれば、文字式や方程式の計算部分は機械的にでも理解させることが出来ます。
「なんで俺はこの学校に来たんだろう」と思っていた。
ある日、学校へ行く途中、車の中で答えが、突然返ってきた。
「会いたかったんだ、この子らに会いたかったんだ」
ずっと涙が止まらなかった。
不思議な体験だった。
この学校での体験を、少し「いじめ」という点でまとめた。
あの学校で、2年目、私のクラスで発達障害のR子へのいじめがあった。親は、どうしてくれるんだと迫る。
指導してもやまない。
決意した。
とことんこの親に付き合おう。
なんどでも指導をやろう、覚悟を決めた。
そうしたら、親が落ち着いた。
その学年が終わるとき、親とかなり親しくなっていた。
また、ある年、トラブルがあった。
しかも学校外でだ。
A子がC子の親とトラブルったという。
その後、そのことでA子が不登校になっっていった。
A子もC子もかわいい私のクラスの子だった。
A子の親は、最終的にA子が学校へ行けなくなったのは「あなたのクラス経営の責任だ」と私に迫ってきた。
管理職も頭を抱えた。
この問題の解決は、A子が親に「先生をせめないで、先生はそんな先生じゃない」と親を説得したことが大きかった。それと、管理職と私が、何度も時間をとって親の話を聞いたことが大きかった。
卒業したA子は、毎年私に会いにくる。
A子の横には彼氏がいる。
A子は将来の夢を私に話す。
私はぜひそれをかなえてほしいと強く願っている。
次の年もいじめがあった。これは人生最大の強烈さだった。
親は、学校を揺るがすような要望をある行事で突き付けてきた。
この親の要求をのめば、他の親たちの怒りは爆発するのは目に見えていた。
しかし、私はそれを実行することにした。
いくら考えても、道はそれしかなかったからだ。
私は、実行した後、辞めようと考えた。
この顛末は私の辞任で終わらせるのが一番良いと思ったからだ。
しかし、
奇跡が起こった。
不思議だった。
他の親の怒りは少しはあったが、最良の方法で行事を終えることが出来た。
天は味方した。本当に天だ。
どうにも動かない窮地の時でも、何が起こるかわからない。
最後まであきらめないことだ。
そして、困難には捨て身で向かっていくこと。
この学校では、それを実体験した。苦しみと共に心に刻んだ。
「教育支援センター(適応指導教室)に関する実態調査」の結果公表。
設置状況は全体の63%(1142施設)となり、2年前の調査(2016年度間)から3%(53施設)増加。
設置していない自治体のうち41%が今後設置予定あるいは検討中。
また、教育支援センター在籍者のうち94.7%が上級学校に進学した。
そのうち6割が高等学校に進学
(全日制34.0%、定時制6.4%、通信制23.8%)している。
各施設の活動内容について「学校復帰」を重要とする回答した施設は68.7%で、前回調査より9.8ポイント減少。
反対に「社会的自立」とした施設が41.9%と9.6%増加。
これは教育機会確保法の基本指針の中で出された
「登校という結果のみを目的にするのではなく」
とした不登校児童生徒に対する基本的な支援の考え方が影響と考えられる。
しかし、いまだに7割の施設で登校復帰が重視されている。
特別の教育課程に基づく教育を行う学校(不登校特例校)の整備については、2つの自治体で実施。
59の自治体が「検討している」と回答した。
公共施設で不登校特例校は今後作られていくのだろうか.。
今年2月に公設民営型で学校外の居場所を民間委託した 東京都世田谷区の「ほっとスクール『希望丘』」
2017年に不登校特例校として指定を受けた岐阜県揖斐川町の「西濃学園中学校」
大阪府池田市で公設民営フリースクールを運営する「スマイルファクトリー」
神奈川県川崎市の公設民営フリースペース「フリースペースえん」
奈良県大和郡山市の「ASU」
などは独自で不登校対応のカリキュラムをくんでいる。
公立は負けているという。私と同じ考えだなと思って聞いていた。
隣の市の、先進校視察が、私立の中高一貫校となっていた。びっくりした。やはり公立は負けてるよなと思った。何をするにも決定するのが遅い。
今の時代、変化の流れはとても速い。いつまでも過去にしがみついていたら前に進めない。
時代の変化や時代の呼びかけに呼応できるものが生き残るだろう。
N高校の宣伝マンではないが、何かの記事に載っていたので、ここにも載せてみた。今年度当初の記事だ。
インターネットを活用した通信制の「N高校」(N高)で先月、第1期生が卒業した。
全国の通信制高校で進路が未定のまま卒業する生徒の割合が高い中、進路決定率は8割を超えた。不登校の経験がある生徒も8割近くが進路を決めている。
N高は、カドカワ(東京・中央区)が平成28年度に開校。先月20日には、開校以来初めてとなる卒業式を行った。同年4月に入学した第1期生と転編入学の生徒を合わせた約1600人が卒業した。
初年度に入学し、3年間在籍した生徒の卒業率は74・0%となった。
転学や退学した生徒を除いた場合には84・3%が卒業した。
特に、1・2年次に必要な単位を取得して3年次を迎えた生徒の卒業率は96・7%に上っている。
卒業生全体で、進路が決定した生徒の割合は81・8%。(1)専門学校他(36・2%)(2)就職者(26・8%)(3)大学(18・8%)(4)進路未定(16・8%)(5)不詳・死亡(1・4%)―の順となった。
N高の進路決定率は、通信制全体と比べてもかなり高い。
文科省が昨年度に実施した学校基本調査によると、通信制は61・5%にとどまっている。進路未定の生徒が最も多く、37・1%を占めた。
不登校経験のある生徒の進路決定率も公表した。
入学時のアンケートで「不登校を経験した」と回答した生徒312人のうち、77・1%が進路を決めて卒業。
N高の評議員を務める夏野剛・ドワンゴ代表取締役社長は、先月27日の実績発表会で進路決定率について「不登校経験のある生徒もない生徒も、チャンスを用意すればあまり変わらない」と話した。
4月4日には第4期生の入学式を迎える。入学者数は4千人を超える予定。同校によると、全国の高校の中で日本一となる見込みだという