木星の衛星エウロパの表面のカラー画像。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが1990年代に撮影した画像を再加工して構成した。細長い線状の割れ目と隆起部が表面を縦横に走っている(2014年11月22日取得)。(c)AFP PHOTO HANDOUT-NASA/JPL-Caltech/SETI Institute 【4月30日 AFP】氷に覆われた表面を縦横に走る線状の隆起を特徴とする木星の衛星エウロパ(Europa)。この隆起は、地下浅い位置の水の滞留を示すものだとする研究論文が19日、発表された。地球外生命探査への期待が高まる研究結果だという。 エウロパが長年、太陽系内の生命探査の候補として挙がっている理由は、広大な海の存在だ。この海には、生命の基本要素である液体水があると広く考えられている。 エウロパの海は地下25~30キロに位置すると予想されている。だが、英科学誌ネイチャー・コ