Haiku では、オリジナルのベクター画像形式でアイコンを保存しています。これは「大半のOSでは、アイコンはビットマップで表示すれば十分だと考えられている」「ベクター画像にはSVGのような形式が他にもたくさん存在している」という2つの理由から考えて、何とも驚くべきことです。Haikuのベクターアイコン形式(HVIF)は、ベクターアイコンのファイルサイズをできる限り縮小する目的で開発されたものです。そのため、Haiku ではファイルサイズをinode(ファイルのメタデータの内部)に十分収まる容量に抑えつつ、複数のサイズでアイコンを表示することができます。さらにアイコンをメタデータ内で保持することで、フォルダ表示に必要なディスク読み出し回数が減り、各ファイルを一度のディスク読み出しで表示できるようになっています。 この記事ではバイナリエディタとカノニカルパーサーのソースコードを使用して、HVI