家電そのものは無料か格安で提供し、取り扱う食品やデジタルコンテンツに課金して収益化を図るという新しいビジネスモデルを生み出したハイアールアジア。家電をプラットフォーム化、メディア化するその戦略とは? コモディティ化した液晶ディスプレイは、アート作品や広告などを掲示するプラットフォームとして提供していく これまでにないコンセプトの家電と、家電をベースにした新しいビジネスモデルを構想するハイアールアジア。同社の製品開発プロセス、リーダーシップの重要性を解説した前回に続き、今回は家電業界の常識を覆すサービス「Off Ice(以下オフ・アイス)」と「intergallery(以下インターギャラリー)」について、構想段階から将来的な展望までを解説する。 家電でコンテンツビジネス オフ・アイスでは、自社製品の冷凍庫をオフィス向けに無償提供し、アイスなどの販売で継続的な収益の確保を目指す。同社のビジネス
Googleが広告の成功事例として最近取り上げているアプリがある。株式会社テクノードがiOS向けに2009年7月にリリースし、Android向けには2010年10月リリースした「Touch the Numbers」だ。 「Touch the Numbers」は画面上にランダムに表示された1から25までの数字を順番にタップしていき、その速さを競うゲーム。Android版だけで200万本以上ダウンロードされている。 今回、この「Touch the Numbers」の開発者でありテクノードの代表でもある鎌田寛昭氏にお話しをお伺いすることができた。 プロトタイプは2時間でつくった ―開発期間はどれくらいだったのでしょうか? 鎌田氏 並んだ数字を触ると反応するレベルのプロトタイプまでは2時間くらいで、最終的にリリースまで持っていくのには2週間ほどでした。そこまで、実際に開発していたのは1人でした。リ
本日発売された週刊ダイヤモンドの「当局がグリーに重大な関心 正念場迎えるソーシャルゲーム」という記事に対し、速攻でグリーが反論のリリースを出したわけですが、一体何が原因でこんなことになってしまったのかを理解するためにも、そもそもグリーはどのような経緯で今のような形に至ったのかをまとめてみました。 これが本日発売の週刊ダイヤモンド 記事の中身はこんな感じで、ネットに掲載されているものと同じです 指摘されている問題点は以下のようになっています。高収益体質のグリーを支えている部分に大きな問題がある、というわけです。 急成長しているソーシャルゲーム。そのビジネスモデルを揺るがしかねない事態が起きている。 ある政府関係者によれば最大手グリーの摘発に向けた検討が始まったもようで、「4~5月が山場だ」というのだ。 ゲームジャーナリストの新清士氏は「月10万円近く使うような、会員全体の3%に満たない高額利
「顧客・ユーザはは自分が何が欲しいのかわかっていない」という話が、商品企画や企業経営の場面でよく出てきます。 この話にはいろいろバージョンがあります。 「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」とヘンリーフォードが言った。 「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である」とマーケティングの権威が言った。 「多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ」とスティーブジョブズが言った。 普段からマーケティング議論に慣れている人にとっては、よく聞く話であり、ある意味で王道的な考え方であると思います(実践するのは難しいですが)。 しかし、このような思考に慣れていない人に対して上記のような比喩を持ち出したときに、果たして意図が伝わるのでしょうか? ひとつづつ具体的に検証してみましょう。 (なおここでは比喩と
「日本のデザイン家電は、外観のみをかわいくしたような物が目立ち、テクノロジーまでデザインされた製品が少ないんです。私は、外観だけではなく、テクノロジーも含めてデザインされた製品を作りたいと思っていました」(八木氏)。 “最高の光”を阻害しないために筺体は、限りなく最小限にした。光があれば、それでよい。極力、無駄を排除した結果が、1本のパイプ形状だった。空間に溶け込むように、色は「つや消しの白」とした。 ACアダプターの端子は、パイプの下側の先端にある。配線は、この複雑な曲げを施したパイプの中をずっと通り抜け、上側のLEDモジュールまで続く。この曲がりくねった配線を通すのは結構面倒な作業だ。それでも、この“パイプ一体の形状”を譲ることはできなかった。八木氏は、この面倒な作業をするために、簡単に配線できる治具を用意した。 「大手メーカーだと、あり得ない設計です。普通は、作業性やコストを考えて、
ビーサイズ(Bsize)は、神奈川県小田原市にある家電メーカーだ。同社が開発・販売する製品が、LEDデスクライト「STROKE(ストローク)」(2011年12月27日に発売)。既に、独「red dot design award 2012」「2011年度 グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD)」も受賞した。 STROKEのキャッチコピーは、「最高の光、最小の構造」。その筐体は、細いパイプ1本。作業者の視界を遮らず、あまり主張しないデザインとしている。光源はLEDなので省電力で、かつ6万時間持つ。演色性のクラスは1A(平均演色評価数Raで90以上)で、自然光を忠実に再現可能だ。 ライトが照らす範囲は広角になっている(以下の写真)。周囲を広く均等に照らせるため、従来のスタンドのように、「角度を変える」「高さを変える」あるいは「置く場所を変える」といったことを考えなくてもよい。また
急成長する米SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)最大手、フェイスブック。その企業規模を大きくし過ぎないよう維持するにはどうすべきか――。 4月下旬、各事業部門の幹部30人が集まり、若き創業者マーク・ザッカーバーグ氏(27歳)を悩ますこの問題を議論するため、会議が開かれた。進行役は同社で2番目に有名な人物、COO(最高執行責任者)のシェリル・サンドバーグ氏(41歳)だ。 企業規模は大きくしない 焦点は、人員を増やさずに、利用者や広告主、提携サイトに関連する問題をいかに自動化システムを活用して解決するかだ。各部署が生産性向上に向けて取り組んだ具体策を報告した。 例えば、新サービスの「ソーシャル認証」。これは、利用者が自分のアカウントから締め出された場合、友人に認証してもらえば再び使えるようになるという新たな認証システムだ。偽のプロフィル登録を防ぐため、地図上に利用者の所在地を表示し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く