国防総省は小型かつ運搬可能な原子炉の実用化を目指している。(U.S. Government Accountability Office) ペンタゴンは第一線での使用を視野に入れた小型、運搬可能型の軍用原子炉開発で民間企業二社を選定した。 戦略装備開発室がBWXTアドバンスト・テクノロジーズ、X-エナジーを選定し、プロジェクト・ペレを継続し、1-5メガワット級の出力を最短3年発揮できる原子炉の実現を目指す。想定する原子炉は移動後三日以内に稼働開始し、撤収は七日間で完了する仕様だ。 両社はウェスティングハウス・ガヴァメントサービシズと2020年3月に15百万ドルで予備契約の交付を受け設計業務を開始していた。最終設計が2022年に戦略装備開発室に提示され、国防総省はシステムテストを進めるか判断する。 「各社が提示してくる設計案に大いに期待している」とプロジェクト・ペレ主管ジェフ・ワックスマンは語