「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」を生んだ任天堂の株価は過去1年で47%上昇と、東証株価指数(TOPIX)の上昇率28%を上回る。一部で「スイッチ2」と呼ばれる後継機への期待が高まっているが、会社側からの正式発表はまだない。人気キャラクターが登場する映画公開の可能性や日本株相場の好調持続も任天堂株を押し上げている。 任天堂、「ゼルダの伝説」実写映画開発を開始-マリオに続き 任天堂株は過去数カ月にわたり、競合するゲーム機メーカーの米マイクロソフトやソニーグループを上回っている。株価収益率(PER)がゲーム株指数以上の水準で取引されるのは初めてで、アナリストの目標株価に対するプレミアムは少なくとも過去20年で最大だ。 ゴールドマン・サックス証券の宗像陽アナリストは「株価は割高に見える」と投資家向けリポートで指摘する。任天堂の5年間の業績予想では「次世代ハードサイクルでの利益が『ニン