新しい純正オーディオの開発を立ち上げたマツダ。その開発は既成概念にとらわれること無い斬新でチャレンジングなものとなり、具体的にはMAZDA3に向けてスピーカーの取り付け位置から見直す、“新しい純正オーディオ”の姿を模索することになった。 第1回ではマツダの開発陣が既存の純正オーディオでは飽き足らず、さらに高音質なオーディオの開発をスタートする経緯をお伝えした。今回の第2回はMAZDA3のオーディオ開発でオーディオメーカーの立場から重要な役割を果たしたパイオニアにスポットを当てることになる。マツダからの新しいオーディオ開発の試作に参画することになるパイオニア、その開発の過程と共に問題を解決しながら昇華させるメーカーの技術力を強く知ることとなった。 ◆制約の多いOEMでのスピーカー開発 厳しく難しい条件をクリアした手法とは 東北パイオニア OEMサウンド部 藤本健太氏マツダの開発陣がMAZDA