「2009 International CES」の初日に行われたソニーの基調講演で,chairman and chief executive officerであるHoward Stringer氏は,今後エレクトロニクス・メーカーが家電市場で成功するための七つの要件(imperatives)を明らかにした(発表資料)。その中の一つは「消費者は,あるメーカーの機器と異なるメーカーのサービスに互換性があることを期待する。このため,標準規格(オープン・スタンダード)への対応が望ましい」と述べて,視聴者の驚きを呼んでいた。特に米国市場で,ソニーはこれまでどちらかというと独自技術を強調する企業というイメージが強かったためである。 Stringer氏の今回の基調講演で,ソニーの新たな方向性が見えたのは,同氏が米chumby industries社(chumby社)と提携して,新型のデジタル・ピクチャー・