米連邦取引委員会(FTC)は8日、マイクロソフトによる690億ドル(現在のレートで約9兆4300億円)規模のアクティビジョン・ブリザード買収計画を阻止するための手続きに入ることを決めたと発表した。ゲーム機「Xbox」のメーカーであるマイクロソフトと人気ゲームを開発するアクティビジョンの統合は競争阻害につながるとしている。 FTCによると、マイクロソフトの傘下に入ることで競合他社によるアクティビジョンの主力ゲームソフトへのアクセスが制限され、2000億ドルを超える規模のゲーム市場の競争を抑制する恐れがある。 FTCのベドバ競争局長は「マイクロソフトはゲーム分野の競合相手にコンテンツを提供しないことが可能でその姿勢を既に示している」とした上で、「同社が独立系の主要ゲーム制作会社を支配し、それを通じて、活力があり急成長中の複数の市場における競争を損なうことをわれわれは阻止する」と説明した。 マイ