米通信大手のAT&Tは10月22日(現地時間)、米メディア企業Time Warnerを買収することで合意に達したと発表した。買収は現金と株式で行われ、総額は約854億ドル(約8兆8600億円)。取引は2017年末までに完了の見込みだ。 スマートフォンでのコンテンツ消費が拡大する中、「動画の未来はモバイルに、モバイルの未来は動画に」あるとして、複合的なメディア企業へのシフトを目指す。 Time Warnerは、「ゲーム・オブ・スローンズ」や「シリコンバレー」が人気のドラマ専用チャンネルHBO、「ハリー・ポッター」シリーズや「バットマン」、「スーサイド・スクワッド」などで知られる映画部門のWarner Brothers、CNN、TNT、Cartoon Networkなどを持つCATV局のTurner Broadcasting Systemを擁する総合メディア企業。