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communicationとmedicalに関するkaorunのブックマーク (1)

  • 言ってくれればよかったのに | 村井さんちの生活 | 村井理子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    次男との関係がぎくしゃくしはじめたのがいつ頃だったか、はっきりとした記憶はない。ただ、去年の年末にはすでに、知り合いの何人かに事情を打ち明け、相談していたことから、随分長い間、私と次男の間で行き違いはあったのだと思う。10年以上子供を育ててきてはじめて、次男が何を考えているのか、何が起きているのか、理解できない状況に陥った。 四年生になってから、少しずつ、「どうせ俺なんてダメだから」という後ろ向きな発言が目立つようになっていた。あれだけ饒舌で、明るくて、活発だった次男が外に出て遊ぶことが少なくなった。かといって部屋でを読むでも、テレビを見るでも、ゲームをするでもなく、ただ漫然と布団に潜り込む。ランドセルの中はこれ以上ないほど乱雑に物が詰め込まれ、筆箱の中の鉛筆の芯は折れていることが多くなった。それを注意すると、憮然とした表情をして私の顔を見ようともしない10歳の息子に、手を焼く機会ばかり

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