中国のスマートテレビは安いけれども、 電源を入れると広告が表示される……!? 中国におけるテレビの販売台数は、2022年は前年比5.2%減の3634万台。その7割がスマートテレビとのことだ(奥維雲網調べ)。テレビ市場では、中国家電界の王者ハイアール、ワールドカップの広告が記憶に新しいハイセンスに加え、新技術投入で目立つTCL、再び製品が見られるようになってきたシャープといったメーカーに加え、スマートフォンからの進出してきたシャオミ、ファーウェイ、OPPOなどが競合。おかげで機能面や価格面でさまざまな製品が登場し、スマートテレビは生活の一部となり、ユーザーの満足度も上がっている……と思いきや、実はそうでもない。 スマートテレビを所有する中国在住者はその現状を語る。「電源入れたあとに20秒ほどの広告が入る。メニューが出てきてなにかのアニメやドラマなどを見ようとすると、50秒ほどの広告が入る。こ