ITリテラシーの低い犯罪志願者向けのサービスも登場 ランサムウェアの攻撃が拡大しています。ランサムウェアはマルウェアの一種で、感染したPCのデータを暗号化して使えないようにし、元に戻す(復号化)には身代金を要求してくるというサイバー犯罪です。2016年は、このランサムウェアの被害が急増しました。 トレンドマイクロによると、日本における2016年上半期のランサムウェア被害報告件数は1,740件で、前年同期比で7倍となりました。このうち法人は1,510件を占め、約9倍の増加となりました。特に法人が狙われていることがわかります。また、この傾向は世界的なものであり、IBM X-Forceの調査では、2016年に送信された全スパムメールのほぼ40%をランサムウェアが占めていたといいます。 ランサムウェアはサイバー犯罪者にとって、容易に金銭を得ることができるツールとなっており、その費用対効果(犯罪成果