日立製作所OSSソリューションセンタの横井です。 前回の記事では、TensorFlow.jsを用いた画像認識のフローの開発手順を紹介しました。今回は応用として、監視カメラと画像認識を連携させたメールアラートシステムを開発してみましょう。以下の図の様に、監視カメラの画像に不審者が写った際、自動でメールでアラートを送るフローを作成します。 開発するフロー 以下の様なフローを開発します。このフローでは、定期的にウェブサーバから監視カメラの画像を取得し、左下の「元の画像」のノードの下に画像を表示します。その後、TensorFlow.jsノードを用いて画像認識を行い、認識結果と認識結果付き画像をそれぞれデバッグタブと「認識結果付き画像」のノードの下に表示します。 もし、画像認識にて人物(person)が写っていると判定された場合は、SendGridノードを用いて画像ファイルを添付したアラートメールを