Vueの新バージョン3で登場した新機能の一つが、Suspenseです。これは、ネットワークなどの非同期処理実装時において、その処理前やエラーハンドリングを簡単にしてくれる機能になります。使い方をマスターすれば、非同期処理の伴う表示処理が簡潔に書けるようになるでしょう。 これまでの非同期処理の書き方 例えば、非同期処理で取得したデータをもとに、データの一覧表示を行うコンポーネント(DataTable)があったとします。この場合、DataTableは次のような処理を実装すると思います。 呼び出された直後に「読み込み中…」というラベルを表示する 非同期処理がうまくいった時に、データを一覧表示する 非同期処理が失敗した時に、「エラーが発生しました」というラベルを表示する 呼び出し元になる親コンポーネントは、データを一覧表示するコンポーネントがどのようなステータスにあるのかまったく関知しない形になり