アップルが財布やカギなどの紛失を防止してくれる新製品「AirTag」を発売しました。これは単なる「紛失防止タグ」としてだけでなく、あらたなインターネットの地平を見せてくれる製品になりそうです。 AirTagの通信機能は、Bluetoothだけです。WiFiもなければ、もちろん4Gや5Gなどの携帯電話の機能もありません。だから近くにあれば自分のスマートフォンと接続できますが、Bluetoothの届く距離を越えて離れれば接続が切れる。これはさまざまなメーカーから発売されていた既存の紛失防止タグと同じで、手元から離れるとスマホに通知が送られ、どこで離れたのかをマップ上で教えてくれますが、そこから先はタグがどこに行ってしまったのかはわかりません。 つまり「紛失防止」にはなるけれども、紛失した後に居場所を探すことはできないのです。そこで従来の紛失防止タグは、メッシュネットワークをつくるなどの工夫をし
アップルが開発した落とし物トラッカー「AirTag」がいよいよ発表された。まだ使い始めて1日目ではあるが、それでもこの製品が落とし物トラッカーというジャンルを大きく変えるものだと気付かされた。 正直に言えば、このジャンルの製品に大きな期待はしていなかった。なぜなら、今まで同種の製品をいくつか使ってきて、あまり重要だとは思えなかったからだ。実際に落とし物トラッカーのおかげで、前日に酔って無くしてしまっていた財布を発見したこともある。 そんな自分でも積極的に使いたいと思ってこなかったのは、思いのほか使い勝手が悪く、また位置精度が低い上、近くまで行ってもアイテム自身を発見するのが難しかったからだ。筆者が使っていた製品の中には、近くに行ってスマートフォンで操作をすると音を出すものもあったが、音量が小さすぎて発見の役に立たなかったこともある。 と、ここまで書いているのは、何も落とし物トラッカーを貶す
ついに発表された「AirTag」。実は最近、他社製の紛失防止タグを買い替えたばかりなのですが、これは買わざるを得ません 今回も盛りだくさんだったアップルのオンライン発表イベント。「iPhone 12」の新色も、薄くてカラフルな「iMac」も、M1チップ搭載で5G対応の「iPad Pro」も、「Apple TV 4K」も、欲しいものばかりで困ってしまいますが、個人的に何より心待ちにしていたのは、実は「AirTag」でした。 もうかれこれ2年近く前から、アップルが紛失防止タグを開発中という噂があり、ずっと「いつ出るか、いつ出るか」と楽しみにしていたからです。 筆者は自分で言うのも何ですが、忘れ物、落とし物の天才なので、これまでにももちろん、様々なメーカーの紛失防止タグを愛用してきました。それでも「AirTag」を心待ちにしていたのは、iPhoneで体験してきた「探す」機能の使いやすさとアップル
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