はてブがもし、完全なる投票装置のように使われ、皆が「自分のためにブクマする」ことを止めてしまったらどうなるのだろう。むしろ、誰もが自分のためにブクマしている方が、その集合としてのホッテントリは機能するのかもしれない。こういうことを、情けは人のためならずというのでしょうかね。
日本(語圏)において。 ソーシャルブックマーク(以下SBM)に関する議論(というかもめごと)は、いつもいつもそのブックマークに付随している「コメント」に関する議論(というかもめごと)であるような気がするのですが。 なんで? 原初の意図からすれば、おかしいとは思わないのでしょうか? SBMというのはタグ付けによるフォークソノミー──分別ある分別──の一形態という出自をもつのではなかったのでしょうか? そうであるならば、なぜ(タグ付けではなく)ブックマークコメントばかりが議論のメインになっているのでしょう? 出自からいえばあくまでタグが「主」であり、コメントは(あってもなくてもいい)「従」の存在であるはずでは? なぜ寄ってたかってSBMのコメントを「主」と扱ってその内容やあり方ばかりを議論していますか、いわんやコメントによってコミュニケーションするなど。 客観的に見ていると不思議でしょうがない
ソーシャルブックマーク(SBM)はプライベートな空間か? それともオフィシャルな場なのか? あなたはどう思いますか? 人によってはソーシャルブックマークのコメント欄をオープンな場と考えて、人の目に映ることを考慮したコメントをする人もいるけど(私はこっち)、素直に自分の思いをぶちまける人も多い。 ●北の大地から送る物欲日記『ブログとSBMに見るコメント欄の違い』 (以下、次の引用も同エントリから) 筆者のhejihoguさんは、ソーシャルブックマークのコメント欄をオープンな場と考える人のようだ。私もそうである。ただ、そうなんだけど、「そうじゃないような感じ」に囚われる瞬間がよくあるのも事実だ。 ブクマ・コメントを書いてる最中にふと、あたかもそれが自分のプライベートなスペースであるかのような錯覚に陥るのである。 すると、どうなるか? よくソーシャルブックマークのコメント欄は酷いという指摘があっ
ソーシャル・ブックマーク(SBM)。 海外ではDiggが、日本でははてなブックマークが優勢で久しいけれど、 思ったよりもこの業界(?)に変化が少ないように感じる。 業界の順位変化というわけではなくて、質的な変化についてだ。 確かに、みんなのブックマークを共有する・ページ単位でブックマークというのは、 ブログの隆盛とあいまって、それだけで十分に興味深いものだった。 コメント・タグも、単に備忘録としてだけではない使い方をされている。 いまやコメントやタグも含めて、ひとつのブログスフィアといってもいい。 しかし個人的には、まだまだ面白くなりうるものではないかと思っている。 確実に変化を生む土壌はそろってきている。 それは単に、みんなのブックマークがたまってきたということだ。 第一に、非常によく言われていることだと思うのだが、 だいぶブックマークのたまった人は、整理に苦労し
【IT用語】Folksonomy 〜タグで繋がるみんなの分類〜 西村 悟, 千野 晋平, 三木 光範, 廣安 知之 ISDL Report No. 20050911001 2005年 10月 24日 1 はじめに 従来, Web上, コンピュータ上に限らず, 日常においても, 例えば, 図書館の本棚など, 何かを分類するためには, カテゴリという階層構造が用いられる事が一般的である. しかし近年, Web上では, folksonomyというカテゴリ分けに変わる新たな分類手法が注目されている. 本稿では, folksonomyと従来のカテゴリ分けとの違いに注目し, folksonomyの有効性と今後の展望について述べる. 2 folksonomyとは folksonomyとは, folks(人々の)とtaxonomy(分類学)を組み合わせた造語で, 「みんなの分類」という意味で
「はてなブックマークがアレすぎませんか?気持ちはわかるけれども。いくらなんでも。」を読んで。 もう何度と無くこういう話を見てるけど、ソーシャルブックマークを理解する上での重要な部分だろうから取り上げてみる。 今日の見ると本当にオタとコンピュータ好きな人とアレな人(モテない、鬱、やせたい、嫌韓、ロリ、後ろ向き全開等) のためのエントリーしかないなー。日常では一日何分も考えてないような事柄が、ここでは生活の全てのような勢いだ。 みなさんは本当に一日中二コ動やアニメやプログラミングのことばかり考えてるのだろうか? はてなブックマークのどのページを見ての感想か書いてないので分からないけど、おそらくトップページ(人気のエントリー)を見たのではないかと思う。あそこは、はてなブックマークをつかっているブックマーカーの多くが興味を持っている話題が上がってきているだけで、ブックマーカーが一日中それらの話題ば
俺はさ、はてブ衆愚論を唱える人を支持している訳では無いんだよね。正直ねっとさまりーの論調にはあまり賛同できないし。 はてブ衆愚論を唱える人に対して「ブックマークするのは人の勝手だからいいだろ」と切り捨てる論調があまりにも無思慮だと思ったんだ。そこから何も議論が深まらないような気がするんだよね。 ・はてブをどう使うかは個々人の自由なんだから、その結果として質の低い情報にブクマが集まるのはしょうがない こういう事を重鎮はよく言うんだが確かに正論なんだよ。でも、こんな理論武装に徹してもあまり可能性が広がらないよな。 ululunさんのようにブクマで自分の意見を言う人々がいるよね。記事に価値があるからブクマするのではなくて、意見を言いたいからブクマする人々。その結果「ケンカしてるエントリー」「ケツ出してるエントリー」「炎上してるエントリー」にブクマが集まりやすくなってる。俺としてはそういったエント
正直言って、「はてな」というサービスがよくわかりませんでした。昔からよく名前は聞くから存在くらいは知っていたし、自発的にブログを書き始めたのは最近だけど、ネットは昔から見てはいたので、「はてな」イコール「人力検索」と「はてなダイアリー」のイメージですね。 インターフェイスが少々複雑そうだし、「はてなダイアリー」は最近はそうでもないけど、昔は読んでいくと文中にリンクばっかりで、ふとしたことでリンクをクリックしてしまって、「いま読んででるとこなのに、もうっ!」って感じになって、ちょっとイライラするなあ、という印象。それに、ブログが出る前からあったから、レンタル日記のイメージもあったし。 当然、「はてな」という会社がいわゆる「へんな会社」というキャッチコピーのもと、たいへん面白い会社なんだということは知っていて、でも、そのサービスはいまいち不明。そんな感じがあったんですね。 私が「はてな」を意識
タグクラウドの例 フォークソノミー(英: folksonomy)とは、インターネットのウェブサイト上の情報に、利用者自らが複数の「タグ」(英: tag、名札)を自由に付け加え、検索できるようにしていく分類の方法をいう。この語は「民衆」を意味する英語「フォークス」と「分類法」を意味する英語の「タキソノミー」を合わせた造語である。 サイトの管理者がコンテンツの分類を行い、利用者は関わることのできない、従来のディレクトリ(カテゴリ)分類やロボット検索とは、対照をなす。分類の作業が万人に開かれ、終わりのないオープンなものであること、ユーザーの共同作業によるものであることが特徴である。また検索に当たっては、図書館情報学で使われるあらかじめ定められた統制語彙の代わりに、ユーザーが自由に作成したキーワードが用いられる[1]。 フォークソノミーによるタグ付けは、インターネット上の情報の集合体の中から、目指
米国人はタギング(タグ付け)が好きなようだ。Pew Internet & American Life Projectの調査によると,インターネットユーザーの28%がコンテンツのタグ付けを経験しており,同7%が日常的に行っている。 3年ほど前にFrickrとかdel.icio.us で見かけたときは,タグ機能も新鮮で物珍しかった。今ではブログを始め,ソーシャル・ニュース・サイト,ソーシャル・ブックマーク・サイト,写真共有サイト,動画共有サイトなどで,タグ付け機能が備わっているのは当たり前になってきた。でも実際に,ブログエントリーやニュース記事,写真,動画にタグを付けるユーザーは,early adoptersに限られているのではと思っていたのだが・・・。Pewの調査結果では,タギングがかなり浸透し始めている。 今回の調査は,2006年11月30日から12月30日の間に,2373人の成人に対して
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
■[雑記]2006年を振り返る 先日、内定者仲間での忘年会に参加。まだ数度しか会ってないのに忘れることがあるのか疑問だが、楽しい飲み会だった。これで予定していた忘年会は全て終わったので、今年一年を振り返ってみることにする。あんまし話繋がってないけど、ブログ初めたのが1月だし丁度良かろうということで。 お気に入りの記事 大学入学時において初心者ほど良いPCを持っている法則 一番反響のあった「誰も批判しない2chまとめブログの問題点」は、揉め事に便乗して反響を得たというか、他人の褌で相撲を取った感覚。そういう記事よりは、独立した内容で一定の反響を得られた方が嬉しいし、満足感は大きい。たとえこの記事のように、何の役にもたたない文章だったとしても(初心者が良いPCを持っているとして、だから何なんだ?)。 本当にどうでもいいの? この4元の話はとても気に入っているのだけど、実際に体験した俺含む3人
http://www.dlib.org/dlib/november06/peterson/11peterson.html Beneath the Metadata Some Philosophical Problems with Folksonomy ってのが、発表されてんだけど、日本じゃ、あんまし読まれてないよーな気がする。おもろいよ。(del.icio.usを見ると、300人以上がブックマークしてんだけど、はてなは2名だけ。Livedoorクリップはゼロだった。) 内容としては、 昔ながらの分類(Taxonomy)と、最近はやってるフォークソノミー(Folksonomy)を比較して、 A traditional classification scheme will consistently provide better results to information seekers. っ
[オモロ検索エンジンSAGOOL]のTEAM☆LABから、 ソーシャルブックマークのアグリゲーションサービスが登場。 「ソーシャルブックマークやフィードから自分好みの人気記事ランキングを作る「BON SAGOOL」」2006.11.21 @CNET チームラボは「BON SAGOOL」ベータ版を、11月22日より公開すること明らかにした。 BON SAGOOLはユーザーが注目するソーシャルブックマークサービスやブログのフィードを元にして、人気URLのランキングを生成するサービスだ。メールアドレスを登録し、アカウントを作成すれば無料で利用できる。このサービスは11月2日よりアルファ版として公開されている。 →[BON SAGOOL] : 「BON SAGOOL アルファリリース」2006.11.2 @SAGOOL オモロ日記 「集計範囲を短くしました。」2006.11.17 @SAGOOL
フォークソノミーへの疑問を少々。 上記URLの記事における、 [ひたい][かさぶた][謎]というタグ付けは、その記事の内容に「ひたい」や「かさぶた」やそれにまつわる「謎」があることを示している。 しかし、このようなタグの列挙はそもそもまとめてタイトルにするべきで、それを細切れにしてタグ化する必要性が感じられない(記事の内容に対してクレームをつけているわけではありません)。なぜなら、タグとはその記事全体がどのようなジャンルにカテゴライズされるかを示すものであり、今後これらのタグが有効に利用されるには、[ひたい]や[かさぶた]や[謎]というカテゴリーに属する記事が必要になる。[謎]といった抽象的なラベルは汎用性があろうが、「ひたい」や「かさぶた」といったあまりにも具体的すぎる分類はタグクラウドのノイズになる。 フォークソノミーの弊害は、類似した分類名や分類の役に立たない分類名が増えることで、「
はてなブックマークが衆愚化したと言われて久しい。多くの人が多くの解決策を打ち出しているように見えるが、未だ決定的な解決策は発見されていない。というかそもそもはてブの衆愚化問題は解決する訳がない。その理由を考えてみた。 Web上の民主主義なのだから衆愚化して当たり前。最大多数の最大幸福は全ての人間にとってちょっと違うと同義である。衆愚化をホットエントリーに自分の好みと違うサイトが上がることだとすればそれははてなが真に民主主義に突入したことの証である。一部のハッカーやプログラマーがはてなを統治していた身分制の時代から、一般ユーザーが増えたことによって民主主義へと移行したのだ。 但し民主主義は、全員の絶対幸福を実現しない。何故ならば対立する概念が存在する以上その全てを満たすことは不可能だからである。 民主主義が実現するのは最大多数の最大幸福であり、言い換えればそれは皆、少し不満と同義なのである。
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