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societyとreviewに関するhatayasanのブックマーク (34)

  • 人が子を残すとはなんぞや? 『リベラル優生主義と正義』を読む - 関内関外日記

    リベラル優生主義と正義 作者: 桜井徹 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版 発売日: 2007/01 メディア: 単行 クリック: 3回 この商品を含むブログ (11件) を見る おれのなかには、おれの個人的な優生主義というものが存在している。 d.hatena.ne.jp 要するに、父を見て、全兄弟の弟を見て、さらに自分を鑑みて、この血筋は絶やすべきだ。というか、勝手に絶えるものだと考えている。適者生存、わが一族の血統はこの社会に適応しているとは言い難い。このような自分が、不幸の再生産を目指して子孫を残そうと考えるのは不徳である、ということだ。もちろん、おれが子孫を残そうと努力したところで、そんなことは不可能ではあるのだが。 さて、こんなおれはおればかりでなく、社会に多数存在するようにも思える。おれのように、遺伝を要因として子供を作ろうとしない人間が少なからずいるのではないか。差別的な

    人が子を残すとはなんぞや? 『リベラル優生主義と正義』を読む - 関内関外日記
    hatayasan
    hatayasan 2022/01/21
    「マイルドヤンキーじゃないけど、そういうところって、ある意味で伝統的なのね」
  • ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書) 作者: 青砥恭出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/10メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (62件) を見る 家族みんな中退、二世代にわたる母子家庭、先行きのない若年出産。貧困スパイラル!…高校を中退していく生徒の家庭には、ひとり親の家庭も少なくない。離婚した母親たちが働く場所もパート等の不安定雇用しかない。少しでも高い収入を求めて、夜は水商売へ働きにでる母親も多い。毎日、昼働いた後、夜遅くまで店で客と飲み、体をこわして水商売すらできなくなり、いっそうの貧困へ落ちていく。 公立中学から、それなりの進学校経由で大学に行き、資格を取って就職した僕は、いわゆる「底辺高校」を、「勉強しないで遊んだり暴力ふるってばっかりのバカとヤンキーの集まり」だと内心嘲っていたのです。将来困っても、自

    ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 映画「キング・コーン」 - design,web,computer & others

    農業 | 22:39見てきました。「キング・コーン」 多くの人に見て、農業とについて考えるきっかけにして欲しいと思います。皆様も是非。当に是非、ご覧になってください。かつて「いのちのべ方」を見たときにも思ったことですが、ここ数十年(まさに僕の生きてきた時代)の間、僕たちの知らないところで(僕たちが無関心でいたところで)僕たちのべ物は大変なことになっています。このままでは大変なことになる。だからと言って単純に今の農業を否定することもできません。映画のパンフレットに穀物情報アナリストの江藤さんという方が寄稿された解説が面白い。実は、1960年頃から世界の耕地面積はほぼ変わらない。それに対して、人口は2.2倍の67億人となり、穀物全体の消費量はほぼ2.7倍の24億トン台となっている。この需要の増大に追いつくように供給するために、同じ耕地面積のなかでも、農業では様々な改良が行われてきた。経

    hatayasan
    hatayasan 2009/08/19
    「農業というより工業」
  • 【レビュー・書評】ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 [著]小林よしのり - 愛される理由 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 [著]小林よしのり[掲載]週刊朝日2009年8月7日増大号[評者]長薗安浩■ついに丸に踏み込んだ 天皇とは何なのか? もしも外国人や日の若者にそう問われたら、どんな説明をすればいいのか。とりあえず何か語ることはできるかもしれないが、はたしてそれが正しいのか否か、実は自信がない……そんな日人はきっと多いに違いないと私は推察している。なぜなら、私自身がそうだったから。 『ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論』を上梓した小林よしのり(昭和28年生まれ)もまた、40代半ばまではさほど天皇に関心がなかったらしい。戦後に生まれて「国民主権」の教育を受けてきた者にすれば、それは何も珍しいことではないだろう。聖徳太子の業績や明治天皇下での大日帝国憲法発布などは習っても、天皇そのものについて教わった経験は私にもない。そして、戦後生まれが総人口の4分の3を超え

    hatayasan
    hatayasan 2009/08/09
    「同和問題やカルトに与えた彼の影響は実に大きかったと私は認めているが、この作品で、彼はついに本丸に足を踏みいれた。」薬害エイズのときまでは支持していたんだけど…
  • ネットカフェ難民がスラムをつくる日 / SAFETY JAPAN [森永 卓郎氏] / 日経BP社

    厚生労働省は8月28日、いわゆる「ネットカフェ難民」の実態調査の結果を明らかにした。ネットカフェ難民とは、家を持たずに、終夜営業をしているネットカフェや漫画喫茶に寝泊まりしている人たちのことだ。 最近のネットカフェや漫画喫茶は、単にマンガが置いてあってインタ-ネットが使い放題というだけではない。自分のスペースが個室に近い形で仕切られていて、シャワーも完備されているから、そこで暮らすことが十分に可能なのだ。しかも一晩いて1500円程度の店も多く、都心に近い場所に立地しているから交通も便利である。 典型的なネットカフェ難民は、普段はネットサーフィンをしたりマンガを読んだりしていて、派遣先から仕事の依頼メールが携帯に届くと働きに出るという生活を繰り返しているのである。 厚生労働省の実態調査は、全国のネットカフェ、漫画喫茶3246店舗に対して電話で行われた。それによると、推計されるネットカフ

  • 活字中毒R。「十人のうち九人まで汚職している環境で一人だけ清潔なら、どうなると思う?」

    『北京大学てなもんや留学記』(谷崎光著・文春文庫)より。 (中国の名門中の名門・北京大学での留学体験記の一部です。中国人学生たちの「賄賂」についての考えかた) 【学内だけではなく、学校周辺の小さな店に行くのも楽しい。こういう店には中国人学生に連れていってもらった。 北大(この文章での「北大」=「北京大学」です)西門近くの手羽焼き屋さんは週末の夜は真夜中までやっていて、炭火がぱちぱちとはぜ、そこに上からスパイスをふりかけると、パッと赤く燃えあがる。夏は校内の外れに屋台も並ぶ。試験が終わると飲んだくれるのは、どこの国の学生も変わらない。 官僚になる人も多いこの学校では、卒業後の切実な問題は「汚職にかかわるか否か」。 「どうするんだ、公務員試験受ける?」 「だけどなったら非貪不可(フエイタンブク・汚職しないわけにはいかない――「非〜不可」の構文が一発で記憶できるいい例文です)だしなぁ。危険だ」

    hatayasan
    hatayasan 2008/07/28
    中国の公務員の様子。見出しを見て大分の教育界隈の話かと思った。cf.http://suntetu.iza.ne.jp/blog/entry/656771
  •  死刑/森達也 - イチニクス遊覧日記

    死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う 作者: 森達也出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2008/01/10メディア: 単行購入: 12人 クリック: 399回この商品を含むブログ (188件) を見る 少なくとも死刑を合法の制度として残すこの日に暮らす多くの人は、視界の端にこの死刑を認めながら、(存置か廃止かはともかくとして)目を逸らし続けている。 ならば僕は直視を試みる。できることなら触れてみる。さらに揺り動かす。 余計なお世話と思われるかもしれないけれど、でも実際に人が死ぬ。誰かが誰かを殺す。誰かが誰かに殺される。そんな事態に対して不感症でありたくない。 だからできるかぎりは直視して、そのうえで考えたい。死刑は不要なのか、あるいは必要なのか。人が人を殺すことの意味は何なのか。罪と罰、そして償いとは何なのか。 p012 このを書きはじめる前、存置か廃止かでいえ

     死刑/森達也 - イチニクス遊覧日記
  • 深町秋生の序二段日記

    速水健朗さんの「自分探しが止まらない」を読んだ。 読み終えたあとに感じたのは恐怖だった。この感覚は斎藤貴男の傑作ルポ「カルト資主義」でも感じたが、現代日に覆う得体の知れないものの正体に肉迫しているように思える。凡庸な表現になるが、これこそが警鐘を鳴らしてくれる「社会の木鐸」というやつなのだろう。 ただ違和感を覚えたのは帯だ。バックパック背負った若者とゴス娘のヘタウマイラストがあって、「こんな若者にはもううんざり」と挑発的な文句が並んでいる。これはベストセラー新書の「他人を見下す若者たち」とかにならったものなのかは知らないが(こっちの著者名も速水だ)、の内容と乖離した帯は、宣伝になるどころか上滑りするだけではないかと思う。あれは「こんな若者につけこむ輩にはもううんざり」とすべきだったのだ。でもこれじゃあまり宣伝にはならないのか。 http://d.hatena.ne.jp/S2D2/2

  • 「自分探しがとまらない」感想 - reponの忘備録

    いわゆる「積ん読」*1になってしまうが多いので、僕はほとんどを買いません。 読みたいと思ったでも図書館にはいるのを待って、借りてきて読みます。読んだ上で、このは手元に置いておきたいと思っただけを買います。 ちなみに僕の手元にあるは、著者名で行くと内田樹さん、スラヴォイ・ジジェク、東浩紀さん、コミックスだと「ARIA」「よつばと」くらいです*2。 何が言いたいのかというと、新書は面白そうでも買わないのが自分の主義でした。 しかし、なにやら面白そうなので買ってみたこの*3。 自分探しが止まらない (SB新書) 作者:速水 健朗SBクリエイティブAmazon 結論。買って正解。これは僕にとって、上記の「手元に置いておきたい」の一覧に新たに書き込まれたです。 「新書はタイトルが9割」メソッドに従って乱発される、「タイトルでおなかいっぱい」のとは一線を画しています。 これは良書。

    hatayasan
    hatayasan 2008/02/29
    「「自己啓発?そんなものにひっかかるかよ m9(^Д^)プゲラ」と思いこんでいる自分が、いかに「自分探し産業」に囲い込まれやすい」フロム『自由からの逃走』を関連書籍に。
  • 「自分探しが止まらない」と2つの田中康夫

    『自分探しが止まらない』読み終えました。 いやあ、ホントいいだ。いいには、色んな捉え方がありますけど、やっぱり自分が見えてなかったものを、かくも壮快に見せてくれるが悪いなわけがないでしょう?お客さん! ラーメン屋の作務衣に関する一節はまさに速水節の真骨頂。ホント、この人には普通の人には見えないものが見えているんだと感服。 ただ、もろもろの流れの中で、1つこれは追加して欲しかったというか、もう1歩踏み込んでみてもよかったのではないか?と思えたのは田中康夫の扱いです。 田中康夫は『なんとなく、クリスタル』の作者として、その引用とともに『自分探しが止まらない』の中に登場します。 それは、自分探し以前の消費社会を象徴するものとして、登場するわけです。これはもう異論がないまくり。 でも、自分探しの旅路としては、やっぱりその後の歴史の振る舞いとリンクするかのように動き回る田中康夫をフォローする

  • 前向きに生きる姿勢について - 【B面】犬にかぶらせろ!

    自著『自分探しが止まらない (SB新書)』に関して、こんな指摘を受けたので、解答。 また、書全体を通して感じるのは、著者の"カッコつけ"的な姿勢だ。 まるで甲子園(国立)を目指して練習に励む野球(サッカー)部員を嘲う帰宅部ヤンキーのような、当は自分も何かに熱中したいのに、その対象を見つけられず、頑張っている人を茶化す事でしか自分の存在意義を示せないような…。 あとがきにもそのような記述がある。 僕の場合は運が良かったから職にありつけているだけだ。 頑張ったからではないのか? 汗水たらして努力したからこそ、今の著者があるのではないのか? しかし、そのように書かざる得ない気持ちも分かる気がする。 "頑張って努力すれば、夢はきっとかなう"的な事を書いてしまうと、書の中で散々嘲った"自己啓発"になってしまう。 そういう意味で、書の落とし所は大変難しい。 "海外行ったて、何も変わらない!現

    前向きに生きる姿勢について - 【B面】犬にかぶらせろ!
    hatayasan
    hatayasan 2008/02/29
    『自分探しが止まらない』あとがきのあとがき。
  • "自分探しが止まらない"の落とし所 | self memo

    自分探しが止まらないを読んだ。 とても読みやすく、一気に読めてしまった。 Danさんや、「自己啓発書」が好きな人が述べているように、膨大な資料が提示されているのは確かだが、やはり"資料をまとめただけじゃない?"と思ってしまう。 著者は、まえがきの中で、以下のように述べている。 「自分探し」にハマりこまないためのヒントを示すところまで持っていきたい。 そして、そのヒントが以下である。 筆者は自己啓発セミナーや海外放浪など安易にポジティブ・シンキングに逃げ込む姿勢を批判してきたが、ポジティブ・シンキングそのものを否定しているわけではない。むしろ、こういう世の中を生きるために欠かせない武器こそ、「自分探し」に振り回されず、前向きに生きる姿勢であると信じている。 "ポジティブ・シンキング"と、"前向きに生きる姿勢"を同意と考えると、安易じゃないポジティブ・シンキングって何だ?ポジティブ・シンキング

    "自分探しが止まらない"の落とし所 | self memo
  • 自分探しが止まらない ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    自分探しが止まらない (ソフトバンク新書) 作者: 速水健朗出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2008/02/16メディア: 新書購入: 22人 クリック: 1,118回この商品を含むブログ (307件) を見る 内容紹介 自分探しの罠にはまらないための道を探る! 自己啓発や自己分析でかえって己を見失ってしまう若者や、自分を探しに世界へまで飛び出してしまう夢追い人など“自分探し”は日中に蔓延している。 中田英寿から「あいのり」まで幅広い分野での自分探しを分析し、その実態を探り出す。 著者の速水さんより少しだけ早く生まれている僕にとっては、非常に考えさせられるでした。 正直「こんなのに引っかかって搾取される若者たちはバカだなあ」と思いながら読み進めていったのですけど、読んでいくうちに、僕は自分も「慢性自分探し病患者」であることを自覚せずにはいられなかったんですよね。

    自分探しが止まらない ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「自分」というのは、探すもの? 決めるもの? 作るもの? | ある編集者の気になるノート

    う~ん、困ったなぁ。 先日、ソフトバンクパブリッシングの編集者さんから献された2冊のうちの、残りの1冊、 『自分探しが止まらない』 が、先に小飼弾さんに書評されてしまった。 探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない (404 Blog Not Found) 僕が言いたかったこと、あるいはそれ以上のことが、すでに書かれていて、正直、やりづらい。 ただ、若干付け足せる要素があると思うので、恥を忍んで、後追い書評(というか感想)を書いておく。 このを読んで、まず思ったのは、「よく調べたなぁ」ということ。 何せ、「自分探し」をキーワードに、あらゆる人物、作品、現象などが語られる。 中田英寿、須藤元気 、『あいのり』、イラクで殺された香田さん、高遠菜穂子、高橋歩とサンクチュアリ出版、自己啓発セミナー、フリーター問題、猿岩石、『絶対内定』、軌保博光(注:てんつくマン、のほうが通じるか?)、

    「自分」というのは、探すもの? 決めるもの? 作るもの? | ある編集者の気になるノート
    hatayasan
    hatayasan 2008/02/18
    「自分探し」ブームの大部分をカバーできる本のようだ。
  • 森達也「死刑」・その2 - 本と奇妙な煙

    現場職員の見方や傷付き方 教誨師 1971年の処刑 廃止派から存置派へ 光市事件遺族からの手紙 前日のつづき。 死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う 作者: 森達也 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2008/01/10 メディア: 単行 購入: 12人 クリック: 399回 この商品を含むブログ (186件) を見る 現場職員の見方や傷付き方 死刑執行が評価ポンイトとなる所長等幹部と現場職員では見方や傷付き方がちがう 「刑務官に課せられる仕事は、いつ執行命令が来ても執行できるようにしておくことです。要するに自殺させないこと、病気にさせないこと、狂わせないこと。だから毎日死刑囚たちと顔を突き合わせて、……寝顔だって見ますから。当たり前だけど、執行の指令をする幹部たちとは意識が違います。ほとんどの死刑囚は最初は気持ちが荒んでいますから、時には慰めたり、叱りもするし、

    森達也「死刑」・その2 - 本と奇妙な煙
    hatayasan
    hatayasan 2008/02/07
    「「何故、権力は死刑という暴力に頼るのか」、「なぜ、国民は死刑を支持せざるをえないのか」/「社会全体が漠然と不安である」から、死刑は廃止できない」」不安。
  • 深町秋生の序二段日記

    森達也の新刊「死刑」を読んだ。一気に読んだ。 これはいつもの「森達也業」ともいうべき仕事だなと思ったのが第一印象。しかしやっぱり森達也以外に書けない内容だとも思った。彼の代表作になるだろう。 世の中には曖昧な領域がある。それは誰もが忌避したくなる世界だ。手を突っ込んだところで余計な火傷を負うだけでまったく得にならない。どう書こうが誹謗中傷、ないしは「非国民」とか「レイシスト」とかありがたくないレッテルまで貼られることもある。さらに世の中は何事も竹を割ったようなわかりやすい善悪、左右、縦横な話を好むので、曖昧な領域なるところを追っても銭にはならない。そして誰もが取り上げるのを諦め、その世界はサンクチュアリと化してときには暴走していく。 森達也はそこへ果敢に攻め込んだ男である。先日も取り上げた動物実験。超自然現象。放送禁止歌。オウム真理教。メディアそのもの。 そして死刑。廃止派でありながらも、

    深町秋生の序二段日記
  • カトラー:katolerのマーケティング言論: 品格ブームの本質 〜品格本はなぜバカ売れするのか〜

    正月の日経新聞に「会社の品格」というの全面広告が掲載されていた。広告には、このが発売以来、7刷され、ベストセラーになっているというコピーが躍っていたが、「国家の品格」「女性の品格」に続いて、3匹目のドジョウを狙うというスケベ心がミエミエで、品のないこと甚だしい。いつから、日では、こうまで「品格」の大安売りをするようになってしまったのか。 「国家の品格」にしろ「女性の品格」にしろ、いわゆる品格のどれにも共通しているのは、パラパラと15分も立ち読みすれば、書いてあることが理解できてしまうほど、内容空疎であることだ。書かれていることは、ある種のノスタルジーに満ちた伝統的な世界観の表明であり、新しいことは何も書かれていない。要するに、買って読むまでのではないのだが、「国家の品格」にしろ「女性の品格」にしろ、200万部をこえる大ベストセラーになっている。「国家の品格」について、以前、このブ

    カトラー:katolerのマーケティング言論: 品格ブームの本質 〜品格本はなぜバカ売れするのか〜
    hatayasan
    hatayasan 2008/01/25
    「「品格」とは、もともと定義することが不可能な内容空疎な言葉であり、しばしば恣意的に使われる。そして、恣意的に使われる事を通じて…差別する言葉として機能している。」大相撲などを例に。
  • 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う - 書評 - 死刑 : 404 Blog Not Found

    2008年01月18日05:00 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う - 書評 - 死刑 朝日出版社鈴木様経由で著者より献御礼。 死刑 森達也 もしあなたが、民という名の主であるのであれば必ず目を通す、いや著者の見聞きしてきたものを書を通じて追体験しておくべきだという一冊。 書「死刑」は、死刑囚によって殺された被害者の遺族でもなく、死刑囚を逮捕した警察官でもなく、死刑囚を起訴した検察でもなく、その死刑囚を弁護した弁護士でもなく、その死刑囚に死刑判決を下した裁判官でもなく、その死刑囚を看取った看守でもなく、もちろん死刑囚でもない、死刑に際しては一部外者である著者が、3年間かけて死刑の当事者たちを訪れ、その言葉を集め、悩んで考えた「ロードムービー」。 目次 プロローグ 第一章 迷宮への入口 第二章 隠される理由 第三章 軋むシステム

    人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う - 書評 - 死刑 : 404 Blog Not Found
    hatayasan
    hatayasan 2008/01/19
    森達也の新刊。
  • 404 Blog Not Found:赤木智弘たちに足りないもの - 書評 - 若者を見殺しにする国

    2007年12月17日18:45 カテゴリ書評/画評/品評Love 赤木智弘たちに足りないもの - 書評 - 若者を見殺しにする国 昨日到着、即読了。 若者を見殺しにする国 赤木智弘 実に読ませる。若者自身による若者論として必読の。 だが、何かが足りない。 その足りない何かがわかったような気がするので、entryではそれについて書く。 書「若者を見殺しにする国」は、「『丸山真男』をひっぱたきたい」をひっさげて若者論壇に登場した赤木智弘が、それを拡張して一冊のにまとめたもの。 目次 - 書籍出版 双風舎:【書籍一覧】より(余談だが、このページTBを受け付けてる。えらいぞ双風舎)。 Amazonのページの情報を元に補強 まえがき----赤木智弘とは、いったいどんな人間なのか 第一章 強大な敵としての俗流若者論 青少年の凶悪犯罪が増えているって? なぜ俗流若者論がささやかれるのか オタ

    404 Blog Not Found:赤木智弘たちに足りないもの - 書評 - 若者を見殺しにする国
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    hatayasan 2007/12/17
    「先行者利益にありつく機会…なぜ見逃してしまったのか? 笑うことではなく、嗤うことにはまってしまったからだ。著者はWebを、「自らが笑う」場ではなく「他者を嗤う」場所として活用してしまった」
  • ハコフグマン: 高学歴ワーキングプア

    というを読んだ。フリーター生産工場としての大学院という過激なサブタイトルの通り、大学院博士課程を修了しても職が全く無い現状について分析しただ。博士号をもちながら、非常勤講師とコンビニや塾講師のバイトで月収15万円、正規雇用の可能性は無い、中にはパチプロになって糊口をしのぐ人もいるという。 よく言われているように、大学院重点化計画とは、文科省や大学経営者たちが既得権益を維持するための秘策だったという内容である。ただこの陰謀の源流は意外と古く、バブル前から画策していたようだ。不況に乗じて多くの学生を引っかけたというのは、どうも大学市場をコントロールする者たちにとってはうれしい誤算でもあったらしい。 博士課程を修了するには国公立でストレートの5年で300万、私立では600万も払わなくてはならない。しかし無給の労働力として、または研究費獲得の頭数として利用し、使い終わったら無職のまま放り出す。

    hatayasan
    hatayasan 2007/11/15
    「博士号を取得するほど高い知的レベルにある人材が埋もれている」のを生々しい実例を持って解説した新書とのこと。