3月は論文の〆切が2-3個あるので、それを避けるように引っ越し日程を詰めているのだが、なかなか難しい。もはや数万円高くなるくらいは諦めている (論文の〆切間際は1日でも時間を大切にしたいので……)。 [twitter:@hillbig] くんが以前紹介していた「IN THE PLEX グーグル ネット覇者の真実」 グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ 作者: スティーブン・レヴィ,仲達志,池村千秋出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2011/12/16メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 447回この商品を含むブログ (55件) を見るを登美ケ丘イオン (NAIST から最寄りのイオン) で先日発見し (ちなみに高の原のイオンの書店にも何冊か入荷している)、少しずつ読んでいたのをようやく読了。ものすごいボリューム……。しかし少なくとも情報系の方は必読。
2012年になって、最初に読んだ本はGoogleのこれまでの成長の経緯をスティーブン・レヴィがまとめたIn the Plexでした。グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ スティーブン・レヴィ 仲達志 阪急コミュニケーションズ 2011-12-16 売り上げランキング : 666 Amazonで詳しく見る by G-Toolsこの本の面白いところは、いままで伺い知ることの出来なかったGoogleの創業者や取締役がどのように考え、意思決定をしてGoogleを成長させたかに焦点を当てた点です。著者がGoogleの取締役会などにも参加して実際に買収などの意思決定が行われたところが生々しく掲載されており、これもすべてGoogle社内に潜入して取材することが許可されたスティーブン・レヴィのおかげだな、と思いました。広告事業がどのように立ち上がったか、また中国の検閲にどのように対応した
江坂健さんのツイートで知ったのだが、ここでも何度も取り上げているスティーブン・レヴィ『In The Plex』の邦訳が今月刊行される。 グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ 作者: スティーブン・レヴィ,仲達志,池村千秋出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2011/12/16メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 447回この商品を含むブログ (55件) を見る 半年前に「邦訳の刊行が期待される洋書30冊を紹介しまくることにする」を公開したときに江坂さんには邦訳が進んでいることを教えてもらったので、正直ようやくという感じだが、邦訳のボリュームが632ページというのを知ると、これは大変な仕事だと思うわけだ。 『In The Plex』の評判は高く、Google の経営陣にかなり切り込んでいるようなので、これは楽しみである。
2011年12月10日22:45 カテゴリ In the Plex - 書評 - グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ Steven Levy / 仲達志・池村千秋訳 [原著:In The Plex] 出版社より献本御礼。 本書"In the Plex"の主題は、本書の副題である"How Google Thinks, Works, and Shapes Our Lives"のさらに裏にある。つまり、"How We Think, Work, Shape Google"ということである。 Googleをそうした--してしまったのは、我々ユーザーなのだ。 本書「グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ」は、あの Steven Levy が the Plex = Google社内に入って見て書いた一冊。もしIT
グーグル秘録―完全なる破壊 [著]ケン・オーレッタ[掲載]2010年6月6日[評者]辻篤子(本社論説委員)■止まらない進撃、傲慢さもはらみ グーグルという社名は、10の100乗を意味するグーゴルにちなむという。電子辞書を引けば、小文字で始まる一般名詞として、また、「ググる」の項目もある。「グーグルで検索する」という意味だ。同社の検索エンジンが、現代社会に不可欠の存在であることを物語る。 本書の原題は「Googled」、直訳すれば「ググられた」、あるいは「グーグル化された」とでもいうべきか。世界中で日々飛び交う検索は30億件、検索市場でのシェアは70%に達するという。ヤフーなどの先輩をしのいで、世界はなぜグーグル化されたのか。その結果、メディアの世界で何が起きているのか。同社内外の膨大なインタビューをもとにまとめられた力作である。 グーグルは1998年、シリコンバレーのガレージで産声を上げた
「グーグル秘録(ケン・オーレッタ)」(参照)、オリジナルタイトル「Googled: The End of the World As We Know It 」(参照)は、すごい本だった。すごい内容が描かれていた。どのくらいすごいのか? それは、大地の揺らぎと鳥と蛇の群れ、そして一機の飛行機で始まる。レニー・ブルースなら驚かないけど、台風の目の中にいる自分はどんだけ動揺してるんだ。君の都合なんか気にもかけずに、世界は自分勝手に動き出している。世界は終わりだってことを僕らは知っている。でも、いい感じ。 そのとおり。1987年、R.E.M.の曲、"It's The End Of The World As We Know It"(参照・YouTube)である。 It's the end of the world as we know it. It's the end of the world as
2008年03月28日02:00 カテゴリ書評/画評/品評iTech Beauty Deeper than the Skin - 書評 - Googleを支える技術 技術評論社より献本御礼。 Googleを支える技術 西田圭介 書評がすっかり遅れたのには、自分の本で忙しかったという以外にも理由がある。 [を] Googleを支える技術 Matzにっき(2008-03-21) あまりに「自分事」に重ねて読んだから、だ。 本書「Googleを支える技術」は、外から見てわかる限り書いた「Googleの全てがわかる本」に対して、中から外に出された(Googleの規模からいけば)ごくわずかな論文から、その内部がどうなっているかを可能なかぎり推測した一冊。なお、本書は「WEB+DB PRESS plusシリーズ」でもあり、「小飼弾のアルファギークに逢ってきた」もこのシリーズ中の一冊であるが、本書はA5
Googleを支える技術 2008-03-25-1 [BookReview] 献本頂きました。ありがとうございます。 そうでなくとも絶対買う本ですが。 ■西田圭介 / Googleを支える技術 - 巨大システムの内側の世界 結論から言いますと、 Google のバックエンドの技術について 興味のあるIT系エンジニアや学生で、 英語よりも日本語を読むほうがはやい人は必読です。 グーグルについての技術的なトピックが 日本語でさくっと読めます。 Google 社員による英語論文やドキュメントを情報源とし、 それらを咀嚼して平易に解説しています。 「情報系の大学3年生程度の予備知識」を前提に 書かれているとのことで、 情報系の基礎的な語彙が分かっていれば、 確かに難解な話はありません。 数式も出てこないです。 内容紹介 第一章は検索の話で、クロール、インデックス、 ランキング、と Google に
2008年02月05日00:45 カテゴリ書評/画評/品評iTech これ以上は外からじゃわからない - 書評 - Googleの全てがわかる本 「404 Blog Not Found:惰訳 - Yahoo!とインターネットの将来」を上げたら言いたい事を言おう....と思っていたら、 Googleのすべてがわかる本 水野貴明 以下で言いたい事をほとんど言われてしまったorz。 TechCrunch Japanese アーカイブ - Googleは未だにMicrosoftに対してゴリアテだといえるのか? ノー。 Can Google Still Claim To Be David To Microsoft’s Goliath? No. そのGoogleのゴリアテぶりが最もよくわかるのが本書なので、いい機会でもあるし書評しておくことにする。 本書「Googleのすべてがわかる本」は、はてなを経
出版社や図書館と提携して書籍の全文検索を行う Google Book Search が日本でも動き出した。 年内のサービス開始を目指す。 ネット上のある記事によると、 Google では書籍のデジタル化のため Kirtas 社の APT BookScan 1200 を導入したという。 ただし、 独自システムを開発したとの Google 関係者の発言もあって、 記事を信頼していいか多少不安だが、 いずれにしろこの種のプロジェクトを遂行するには、 APT BookScan のような自動スキャナーが不可欠である。 » Kirtas: APT BookScan 1200 昨年の国際ブックフェアなどでも紹介され、 コミカルな動きが来場者の視線を集めたが、 Kirtas APT BookScan 1200 は毎時1200ページを自動スキャンする高速ブックスキャナー。 日本では、 学術雑誌のアーカイブの
Google ブック検索やGoogle.co.jp で検索した際のキーワードを含む書籍が見つかると、その書籍名とイメージを検索結果に表示する。 検索結果のリンクをクリックすればより詳細な情報を得ることができる。著者、出版社、発行年、ISBNといったメタデータのほか、書籍内をさらに検索するための検索ボックス、Amazon.co.jpをはじめとしたオンライン書店への購入リンクなどが表示されている。 Google ブック検索にインデックスされている書籍は、Googleが出版社と図書館から集めたものだ。 著作権が消滅している場合や出版社もしくは著者の許可がある場合は、書籍の全文を表示することができる。
グーグルは5日、書籍の全文を検索できる「Google ブック検索」日本語版ベータを7月2日に公開したと発表した。利用は無料。 ■ 書籍の全文を検索して「立ち読み」感覚で結果を表示 Google ブック検索は、英語圏で提供している「Google Book Search」の日本語版となる検索サービス。グーグルでは、2006年5月に出版社からの登録受付を開始。当初は、2006年内のサービス開始を予定していたが、最終的に2007年7月にずれ込んだことになる。 同サービスでは、ユーザーが検索した語句に一致する書籍が見つかると、書籍名や筆者名、サムネイル画像を検索結果ページに表示。この中で、出版社・筆者からの許可がある書籍は内容の一部が閲覧可能で、著作権が消滅している書籍に関しては全文をプレビュー表示できる。 検索結果は「全文表示」「部分プレビュー」「スニペット表示」「プレビューが利用できない書籍」の
Web 2.0という用語はそれ自体が一人歩きしてしまい、もはや話す人や聞く人によってその解釈が変わるという状況に至っている。Web 2.0の定義としては、Tim O'Reillyの論文が参照されることが多い。確かに、その論文は示唆に富んでおり、いまだに重要な意味を持つが、もはやそれにとらわれることはないし、また実際そこで定義されたこと以外も、Web 2.0と呼ばれるようになってきている。 Tim O'Reillyの論文の翻訳: 次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編) - CNET Japan次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(後編) - CNET JapanWeb 2.0の特徴の1つとしてデータを持ち、それを公開することの重要性が説明されている。"Intel Inside"のアプローチに模して解説されることの多いその特徴だが、私は実際にはデータではな
おそらく、このblogの読者の皆さんは経験したことがないだろうが、わたしは、google 検索結果に大泣きしたことがある。ただのツールに過ぎないと思っていたgoogle に、そのときは心底感謝したものだ。 事の起こりは、ある電話から始まった。わたしの大切な人が倒れたという。駆けつけると、その人は目を見開いてただ横たわっているだけで、こちらの呼びかけに応えられないようだ。脳梗塞を疑ったが、医師によると、ギラン・バレー症候群だという。 医師はそれなりに勉強してきたようで、症状・療法・後遺症、そして治る可能性と死ぬ可能性を、それぞれ数値を挙げて説明してくれた。 医師のもとを辞したとき、わたしの目の前は混乱と恐怖だけあった。説明されたことは理解できたし(理解できるような言葉を選んでくれた)、理解したことはちゃんとメモってある(病名のつづり、療法、薬)。それでも何をすればいいのか、そもそもなんでこん
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