意味深なタイトルの本である。 本の帯の裏には"テストエンジニアの「思考過程」をつかめ!"が惹句として載っている。 マインドマップとソフトウェアテストを素材にした本なら、「マインドマップを使ってソフトウェアテストをする方法」というような趣旨が最初に思い浮かぶ。 しかし、本書はそういう意図で書かれた本ではなさそうである。つまり、マインドマップでソフトウェアテストができる、と単純な主張をしているわけではないようにみえる。 「はじめに」をチェック そこで、「はじめに」をチェックしてみる。 「はじめに」は、本の執筆の一番最後に、著者の頭が整理された状態で書かれることが多いと思われるので、本の要点を的確に知りたければ「はじめに」をチェックするとよい。 「はじめに」には本書の狙いとして以下のことが書かれている。 テスト全体の作業工程を知ること テストエンジニアの思考過程を知ること 面白いことに、狙いの中