おはようございます、ritouです。 この話に乗っかっていきます。 3行で ログアウト時にJWTを無効化できない実装は今後脆弱性診断で「OWASP Top 10 2021違反」と指摘されるようになりそう(今も個別にされてるかもしれないけど) JWTは単純なフォーマットなので、ステートレスなセッション管理においてログアウトしたときに文字列自体を無効化できない件は独自エンコード方式(一般的にフレームワークのCookieストアと呼ばれているもの)でも起こり得る 「セッションID vs JWTで内包」 以外にも 「セッションIDをJWTに内包」もあり得る。既存の機能を残しつつ「JWTで武装」する選択肢も考えてみてはどうか。 ステートレスなセッション管理でログアウトの際に文字列自体を無効化できない問題 これは前から言われていますし、駆け出し何とか勢のQiita記事に書かれるぐらいには一般的です。 2
こんにちは、CX事業本部の若槻です。 最近Webアプリケーション向けのセキュリティ診断ツールについて調べてみたところ、OWASP ZAPというオープンソースツールが定番としてよく使われているそうです。 https://owasp.org/www-project-zap 今回は、Docker版OWASP ZAPを使用してWebアプリのログインページの簡易的な脆弱性診断を行ってみました。 なぜDocker版を使ったのか OWASP ZAPにはWindows、Mac、Linuxで使えるインストーラー版およびパッケージ版と、Docker版があります。 https://www.zaproxy.org/download/ 当初はMac向けインストーラー版を使おうとしましたが、Macのセキュリティによりインストールできなかったため断念しました。 よってインストールを要しないDocker版を使うこととしま
2. アジェンダ • 最近のウェブセキュリティを取り巻く話題 • OWASP Top 10 – 2017を巡る話題 – XXEとSSRF – 安全でないデシリアライゼーション • 割賦販売法改正・施行 • 安全なWebアプリケーションの作り方 改訂 – PDFのFormCalcによるコンテンツハイジャック 2 3. 徳丸浩の自己紹介 • 経歴 – 1985年 京セラ株式会社入社 – 1995年 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)に出向・転籍 – 2008年 KCCS退職、HASHコンサルティング株式会社(現社名:EGセキュアソリューショ ンズ株式会社)設立 • 経験したこと – 京セラ入社当時はCAD、計算幾何学、数値シミュレーションなどを担当 – その後、企業向けパッケージソフトの企画・開発・事業化を担当 – 1999年から、携帯電話向けインフラ、プラットフォームの企画
2. アジェンダ • 最近の侵入事件に学ぶ – メルカリ CDNキャッシュからの情報漏えい – WordPress REST API の脆弱性 – GMOペイメントゲートウェイのクレジットカート情報漏洩事件 – 日本テレビの侵入事件 – パイプドビッツ WebDAVの設定不備による情報漏洩 – イプサ クレジットカード情報漏洩事件 • まとめ Copyright © 2012-2017 EG Secure Solutions Inc. 2 3. 徳丸浩の自己紹介 • 経歴 – 1985年 京セラ株式会社入社 – 1995年 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)に出向・転籍 – 2008年 KCCS退職、HASHコンサルティング株式会社(現EGセキュアソリューションズ株式会社)設立 • 経験したこと – 京セラ入社当時はCAD、計算幾何学、数値シミュレーションなどを担当 –
(訳注:2016/1/5、いただいた翻訳フィードバックを元に記事を修正いたしました。) セキュリティ – 誰もが見て見ぬふりをする問題 。セキュリティが重要だということは、誰もが認識していると思いますが、真剣にとらえている人は少数だと思います。我々、RisingStackは、皆さんに正しいセキュリティチェックを行っていただきたいと考え、チェックリストを用意しました。皆さんのアプリケーションが何千人というユーザやお客様に使用される前にセキュリティチェックを行ってください。 ここに挙げたリストのほとんどは概略的なもので、Node.jsに限らず、全ての言語やフレームワークに適用することができます。ただし、いくつのツールは、Node.js固有のものとなりますので、ご了承ください。 Node.jsセキュリティ に関するブログ記事も投稿してありますので、こちらも是非読んでみてください。 構成管理 HT
単純ではない、最新「クロスサイトスクリプティング」事情:HTML5時代の「新しいセキュリティ・エチケット」(2)(1/3 ページ) 連載目次 皆さんこんにちは。ネットエージェントのはせがわようすけです。第1回目は、Webアプリケーションセキュリティの境界条件であるオリジンという概念について説明しました。 現在のWebブラウザーでは、同一オリジンのリソースは同じ保護範囲にあるものとし、オリジンを超えたアクセスについてはリソースの提供元が明示的に許可しない限りはアクセスできないという、「同一オリジンポリシー(Same-Origin Policy)」に従ってリソースを保護しています。 その保護範囲であるオリジンを超え、リソースにアクセスする攻撃の代表事例であるクロスサイトスクリプティング(XSS)について、今回、および次回の2回に分け、HTML5においてより高度化された攻撃と、その対策を説明しま
PHPカンファレンス2013における徳丸のプレゼン資料です。後から、参考文献などを加筆しました。Read less
8月21~23日にパシフィコ横浜で開催された「CEDEC 2013」では、Webの世界に関するセッションも数多く行われた。本記事ではその中から、サイボウズ・ラボの竹迫良範氏による「HTML5のこれまでとこれから、最新技術の未来予測」と、セキュリティコミュニティでは大変著名なネットエージェント、長谷川陽介氏による「HTML5時代におけるセキュリティを意識した開発」の2つのセッションの様子をお送りしよう。 竹迫氏が「HTML」の周りの最新技術と、3つの未来予測を語る 未来予測その1:通信は暗号化が標準に――「スタバでドヤリング」から考える最新技術 竹迫氏はまず、スターバックスでスタイリッシュなMacBook Airをこれ見よがしに使う、「ドヤリング」という技術(?)について写真を出すところから講演を始めた。 実は、この「ドヤリング」、公衆無線LANを利用すると盗聴のリスクがあることが指摘されて
4. 典型的なXSSサンプルに対する「素朴な疑問」 • クッキーの値がアラートで表示されても、特に危険性はないよ うな気がする • クッキーの値はブラウザのアドオンなどでも表示できるよね • 任意のJavaScriptが実行されると言っても、ホームページ作 れば任意のJavaScriptが書けるし、見た人のブラウザで実行 されるよね… Copyright © 2013 HASH Consulting Corp. 4 5. そもそもの疑問:JavaScriptは危険か? • 実は、JavaScriptの実行自体は危険ではない • Webは、未知の(ひょっとすると悪意のある?)サイトを訪問し ても「悪いこと」が起きないように設計されている • JavaScriptの「サンドボックス」による保護 – JavaScriptからローカルファイルにアクセスできない – JavaScriptからクリップ
こんにちはこんにちは!! 今日はCSRF脆弱性のちょっとした話です! このCSRFってなにかっていうと、 サーバーへのリクエストを『誰かに勝手に送らせる』っていうセキュリティがらみの攻撃手法のひとつ。 わかりやすい例だと、 HTMLの画像タグを以下のようにしたページを誰かに教える。 <img src="何々SNSの足跡.php" width="1" height="1"> そうすると、そのページを「見た人」が何々SNSの足跡.phpにアクセスしたことになる。 ※詳しくはこちらのマンガで → [はまちちゃんのセキュリティ講座]ここがキミの脆弱なところ…! : 第2回 しーさーふって何ですか? CSRFってこんな風に、 「ログイン済みの人に何か操作させる」ってイメージが強くて、 対策する側もまた、「既にログイン済みの人を守る」ような考えが強いんだよね。 例えば、勝手に日記に投稿させないように対
2012/03/28 ログインや入力フォームなどが含まれないページも含め、Webサイト全体のSSL化を検討してほしい――日本ベリサインは3月28日、常時SSL(Always-on SSL)に関する説明会を開催した。 米シマンテック シマンテックトラストサービシズ プロダクトマーケティング シニアディレクターのロブ・グリックマン氏は、「Webサイトのセキュリティはクリティカルな問題になっている」と述べ、主に2つの攻撃シナリオがあると説明した。 1つは、正規のWebサイトが攻撃者に乗っ取られて、アクセスしてきたユーザーにマルウェアを仕込んでしまうケース。もう1つは、通信経路で盗聴した情報によるなりすまし(セッションハイジャック)だ。 特に後者の問題に対する「簡単かつコスト効率に優れた解決策が、常時SSLだ」(グリックマン氏)という。すでに、FacebookやTwitter、Google、Pay
このエントリでは、Cookieを用いたhashdos攻撃の可能性について検討し、実証結果と対策について報告します。 はじめに既に当ブログで報告の通り、hashdosと呼ばれる攻撃手法が公表されています。HTTPリクエストのパラメータ名に対するハッシュ値を故意に同一にした(衝突させた)ものを多数(数万程度)送信することにより、Webサーバーを数分程度過負荷にできるというDoS攻撃手法です。 先の記事でも説明しているようにPOSTパラメータ(HTTPリクエストボディ)に多数のパラメータを仕込む攻撃が典型的ですが、POSTパラメータ以外のパラメータを用いた攻撃についても検討しておかないと、防御漏れの可能性が生じます。 そこで、POSTパラメータ以外を用いた攻撃方法について検討します。 POST以外に多数のパラメータを仕込めるかPOST以外に多数のパラメータを仕込む場所があるでしょうか。候補となる
2012/01/06 情報処理推進機構(IPA)は1月6日、広くWebアプリケーション構築に用いられている開発言語やフレームワークに、DoS攻撃につながる脆弱性が発見されたことを踏まえ、緊急対策情報を公開した。 影響を受けるのは、PHPやRubyといった開発言語のほか、WebアプリケーションフレームワークのApache Tomcat、Microsoft .NET Frameworkなど。これらの言語が実装しているハッシュテーブル機構に脆弱性がある。わざとハッシュ値が同じ値になるようなパラメータを大量に送り付け、「ハッシュ衝突」状態を作り出すとDoS状態に陥ってしまう。いわゆる「Hashdos」という攻撃で、例えばPOSTフォームからこうしたデータを送信することで、Webアプリケーションが停止するなどの被害が考えられる。 この脆弱性を踏まえ、マイクロソフトは2011年12月30日に、Micr
28C3(28th Chaos Communication Congress)において、Effective Denial of Service attacks against web application platforms(Webプラットフォームに対する効果的なサービス妨害攻撃)と題する発表がありました(タイムスケジュール、講演スライド)。 これによると、PHPをはじめとする多くのWebアプリケーション開発プラットフォームに対して、CPU資源を枯渇させるサービス妨害攻撃(DoS攻撃)が可能な手法が見つかったということです。この攻撃は、hashdos と呼ばれています。 概要PHPなど多くの言語では、文字列をキーとする配列(連想配列、ハッシュ)が用意されており、HTTPリクエストのパラメータも連想配列の形で提供されます。PHPの場合、$_GET、$_POSTなどです。 連想配列の実装には
例えば,Railsの入力のセキュリティ対策はセキュアであるとは言えません。Railsのバリデーションは「データベースにデータが保存される前」に行われます。データベースにデータを保存する必要がないようなアプリケーションの場合,入力のバリデーションをフレームワークとして行う仕組みになっていません。本来入力はデータベース利用の有無に関わらず入力を受け入れた直後に行うべきです。多くのフレームワークがRailsの影響を受け同様の仕様となっています。Railsが脆弱な仕様を採用したことは不幸なことだったと思います。 ……。 まず、バリデーションはセキュリティのためにする処理ではありません。たまたまセキュリティの役に立つこともありますが、役に立たないこともあります。たとえば、問い合わせフォームに本文の入力欄があり、任意のテキストが入力できて、DBにはText型 (任意の長さの任意のテキスト) として保存
実は厄介、ケータイWebのセッション管理:再考・ケータイWebのセキュリティ(3)(1/3 ページ) “特殊だ”と形容されることの多い日本の携帯電話向けWebサイト。そこには、さまざまな思い込みや性善説の上しか成り立たないセキュリティが横行しています。本連載は、ケータイWebの特殊性をていねいに解説し、正しいケータイWebセキュリティのあるべき姿を考えます(編集部) 「Cookieを使えない端末」でセッションを管理する方法は? 第2回「間違いだらけの『かんたんログイン』実装法」ですが、多くの方に読んでいただきありがとうございました。 今回は、前回に引き続き架空のSNSサイト「グダグダSNS」のケータイ対応を題材として、ケータイWebのセッション管理の問題点について説明します。携帯電話向けWebアプリケーション(ケータイWeb)のセッション管理は、かんたんログインよりも対策が難しく、厄介な問
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