ソフトウェアアーキテクチャに絶対的な正解は存在しません。むしろ、さまざまな妥協点の中から選択を強いる難題、すなわち「ハードパーツ」が多く存在します。そのため、ソフトウェアアーキテクトには常にトレードオフを見極め、状況に合った選択をすることが求められます。本書は、読者が自身のアーキテクチャ上の難題に対して効果的なトレードオフ分析を行い、より良い決定ができるようにするための書籍です。 本書では、サービスの粒度やデータの所有権、コードの再利用やワークフローの調整、可用性や信頼性の実現といった現代のソフトウェアアーキテクチャの難題と、それに対するさまざまなアプローチやパターンを紹介します。そして意思決定を難しくするトレードオフについて、モノリスを分解しマイクロサービスアーキテクチャに再構築する例を通して詳しく説明します。 『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』の著者らによる現代的なトレードオフ分析と
DAZNでアーキテクトを務めた著者が、マイクロフロントエンドアーキテクチャの概念、長所と短所、導入のポイントなどを俯瞰的に説明します。プロジェクトに適したアーキテクチャをどのように見極めるべきかについて、デプロイ可能性、モジュール性、テスト容易性、パフォーマンス、開発者体験といった観点から、多角的に分析することの重要性を強調します。また、マイクロフロントエンドを導入する予定がない組織にとっても、自律性、生産性の高いチーム作りのヒントを得ることができます。巻末の付録では、開発の最前線で活躍する8人にインタビュー。マイクロフロントエンドの威力、可能性、落とし穴など、開発現場の貴重な「生の声」を収録。一筋縄ではいかない開発の風景を垣間見ることができます。実装サンプルはすべてGitHubから利用可能です。 序 まえがき 1章 フロントエンドのいま 1.1 マイクロフロントエンドアプリケーション 1
翻訳を担当した書籍『ソフトウェアアーキテクチャの基礎――エンジニアリングに基づく体系的アプローチ』(オライリー・ジャパン)が3月8日に発売されます。本書は、2020年1月に出版されたMark Richards, Neal Ford著『Fundamentals of Software Architecture』(O'Reilly Media)を全訳したものです。 www.oreilly.co.jp ソフトウェアアーキテクチャとは、ソフトウェアシステムの成功に欠かせない重要な土台です。そのためソフトウェア開発者には、効果的なアーキテクチャを実現するスキルが求められます。本書は、そうした効果的なアーキテクチャを設計、構築、維持するアーキテクトになるために必要なスキルや知識を、現代的な視点から整理して包括的に解説する書籍です。 ソフトウェアアーキテクチャの定義から、アーキテクトの役割、モジュールや
本書は、モノリスからマイクロサービスアーキテクチャへと移行するための実践的なガイドです。マイクロサービスが自分たちのシステムに適しているかを判断するところから、ビジネスを維持しながらモノリシックなシステムを少しずつマイクロサービスに切り替えていく方法、さらには、マイクロサービスアーキテクチャが成長するにつれて起こる課題への対処の仕方まで、豊富な例やシナリオを用いて解説します。また、モノリスやデータベースを分解していくのに役立つ様々なパターンやテクニックも扱います。 システムのアーキテクチャ移行について具体的な方法を解説する本書は、エンジニア必携の一冊です。 はじめに 1章 必要十分なマイクロサービス 1.1 マイクロサービスとは 1.1.1 独立デプロイ可能性 1.1.2 ビジネスドメインに基づくモデル化 1.1.3 自分たちのデータを所有する 1.1.4 マイクロサービスがもたらす利点
翻訳を担当した書籍『進化的アーキテクチャ ― 絶え間ない変化を支える』(オライリー・ジャパン)が8月18日に出版になります。原書は2017年に出版された『Building Evolutionary Architectures ― Support Constant Change』(O'Reilly Media)です。 O'Reilly Japan - 進化的アーキテクチャ 現代におけるエンタープライズアーキテクチャは、もはや静的な計画をあてにすることはできなくなっています。そしてソフトウェア開発エコシステムは、ツールやフレームワーク、技術イノベーションの流れと共に絶え間なく変化しています。こうした状況の中で、いったん構築したシステムを成長させていくには、さまざまな変化に適応しながら進化するアーキテクチャをシステムに組み込む必要があります。本書は、そうしたアーキテクチャを「進化的アーキテクチャ
TOPICS Web 発行年月日 2016年02月 PRINT LENGTH 344 ISBN 978-4-87311-760-7 原書 Building Microservices FORMAT PDF EPUB マイクロサービスとは、ThoughtWorks社のマーチン・ファウラーとジェームス・ルイスが最初に提唱したソフトウェアアーキテクチャです。モノリシック(一枚岩)なアーキテクチャを、ビジネス機能に沿って複数の小さい「マイクロサービス」に分割し、それらを連携させるアーキテクチャにすることで、迅速なデプロイ、優れた回復性やスケーラビリティといった利点を実現しようとするものです。本書は、マイクロサービスとは何か、その長所と短所、定義と概念、設計思想、アーキテクトの役割から、分割、デプロイ、テスト、監視、セキュリティといった個別の技術までを、マイクロサービスを採用しているNetflixや
1. 株式会社ネクストスケープ 御中 青木 淳夫 & 上坂 貴志 Sansan DDD勉強会 #2 http://connpass.com/event/23174/ 2015.12.16 「実践ドメイン駆動設計」社内読書会まとめ ~IDDD本難民に捧げる1章から7章~ 3. 3 大手SIer、テクニカルライター、福井のWebデザイン会社を 経て、ネクストスケープ所属。 プログラマーとしてシステム開発の難しさを感じていた2000 年頃、XPとvbUnitに出会い、アジャイルに傾倒。 その後、Javaでの大規模ウォーターフォール案件でチームリ ーダーを経験したり、Web制作会社でPHPを書いてみたり。 最近はデジタルマーケティングやクラウドソリューションに 携わったりすることが多い。 Microsoft MVP for Visual Studio(2006~) Sitecore MVP(201
O'Reilly Radar で、The Architecture of Open Source Applications という本のことを知る。 内容は書名通りオープンソースアプリケーションのアーキテクチャの解説書だが、章タイトルにオープンソースソフトウェアの名前が並んでおり、つまり一般論でなく具体的なアプリケーションのアーキテクチャを解説する本になっている。取り上げられているアプリケーションも Sendmail や Bash といった歴史あるものから、Asterisk や NoSQL といったあたらしめのものまで幅広い。 しかもクリエイティブコモンズの Attribution 3.0 ライセンスの元で全文オンライン公開されている。これはありがたい。 早速中国語、ポルトガル語、スペイン語への翻訳作業が始まっているようだが、どなたか日本語訳プロジェクトを立ち上げる人はいないかしら? [追記
「アジャイル開発の本質とスケールアップ」で「アーキテクチャ助走路」というプラクティスがあったので考えたことをメモ。 #ラフなメモ書き。 【1】「システムアーキテクチャ構築の原理 ITアーキテクトが持つべき3つの思考 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)」にもあるように、アジャイラーとアーキテクトの間には緊張関係がある。 小規模リリースとアーキテクチャの作り込みは、多分組み合わせが良くない。 アジャイラーとアーキテクトの緊張関係: プログラマの思索 アジャイル開発とソフトウェアアーキテクチャの緊張関係: プログラマの思索 WF、XP、RUPではアーキテクチャの考え方が違う。 WFでは、アーキテクチャは計画される。 XPでは、アーキテクチャは出現する。 RUPでは、アーキテクチャは成長する。 XPでは、「アジャイル開発の本質とスケールアップ」によると、最初のイ
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