Leopardで登場した「Time Machine」は、個人ユーザーのシステムバックアップ実行率をかなり押し上げたように思う。外付けHDDをTime Machine用ディスクに指定しておき、それをときどき接続するだけで起動ボリュームの一切合切を保存してくれるというイージーさは、多くのユーザをHDDクラッシュから救ってくれたはず。 しかし、長期間バックアップせずに運用していたところ、大切なフォルダを誤消去してしまい、数週間ぶんの労力が泡と消えた、という話はよく耳にする。ときどきTime Machine用ディスクを接続するという簡単なタスクでも、数日でも間があいてしまえば、大切なデータを失うにはじゅうぶんな時間となる。帰宅すれば食べて(充電して)寝るだけ、というMacBook Proなどノート型機では特に起こりやすい事象だ。 Lionでは、この部分にメスが入った。Time Machineを有効