アップルは2010年6月8日、「iOS 4」で稼働するモバイル広告ネットワーク「iAd」を、7月1日より開始すると発表した。同社は2010年度で6千万ドル以上の出稿契約をすでに獲得しており、これは2010年度下期に米国内で予測される全モバイル広告費の約50%に当たるという。 「iAd」はiPhone/iPod touch向けの新OS「iOS 4」に組み込まれたモバイル広告のシステム。従来のように、アプリの広告を閲覧する際にブラウザーやビデオプレーヤーを別途起動する必要がなく、同じアプリ上で広告に接触できる。 広告の販売とサービスはアップルが行い、デベロッパーはiTunes Connectを通じて、広告収入の60%を受け取る仕組みだ。 「iAd」の利用には、iTunes 9.2以降でソフトウエアアップデートとして無償にて提供される「iOS 4」が必要。「iOS 4」はiPhone 3G/3G
AppleのiPadがシリコンバレーのApple Storeでは「在庫なし、入荷未定」の状態が続いている。すごい人気だ。この人気のおかげでAppleは業界内での影響力を強めている。(関連記事:シリコンバレーのApple StoreにiPad在庫なし、入荷未定) Appleのスティーブ・ジョブズ氏は、不具合を起こす可能性が高いことや電池の減りが速くなることを理由にiPadなどのモバイル機器にFlashを搭載しない考え。本来ならハードメーカー1社がFlash搭載しなくてもAdobeには痛くも痒くもないはず。しかしその1社が、鳥飛ぶを落とす勢いのAppleなら話は別。 Apple製品に自分たちのコンテンツを表示させたいコンテンツ提供者やサイト運営者の間で、Flashを使わないことを決めるところが出始めている。航空会社のサイトもそうだし、最近では米TVネットワーク大手のCBS放送もFlashの対抗
今回のiPhone OS 4.0の発表ではマルチタスキング機能の追加など、ユーザー向けの発表に注目が集まった。Appleもユーザー向けにフォーカスした発表をしていたわけだが、実は発表の陰にAppleの重大な意図が隠されている。パソコン上ではGoogleに覇権を握られたが、ユーザーのネット利用はモバイル機器に移行しようとしている。新しく幕が開くモバイルコンピューティングの時代に、AppleはGoogleから覇権を奪取しようとしているのだ。その最初の一歩が、今回発表されたモバイル広告プラットフォームのiAdと、ソーシャルゲームの「ゲームセンター」機能だ。あまり注目されないこの2つの発表こそが、IT業界にとっても最も重要な発表だといえる。 PCというプラットフォーム上では、検索という領域の覇権を握ったGoogleが圧倒的な強さを誇った。何かを購入したいという消費者は、ネット上のクチコミなどの情報
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