聴覚障害学生支援のためのナレッジベース 聴覚障害学生支援に関するさまざまなコンテンツを一つにまとめたナレッジベースを開設しました。 これまでにPEPNet-Japanで作成してきた各種教材も、ここに集約していますので、聴覚障害学生支援について知りたいことがあるときには、まずこちらをご覧ください。 初めて聴覚障害学生支援に取り組む方へ 初めて聴覚障害学生を受け入れて支援の体制を整えようとしている大学の方や、これから大学に入って支援を利用しながら学ぼうとしている聴覚障害学生の方、授業に合わせた支援方法や聴覚障害に関する知識など情報をお探しの方に、役立つコンテンツをご紹介しています。
Jリーグ公式noteにて「スポーツ現場におけるハラスメントとの決別宣言」という記事がアップされたのは1月18日20時3分のことであった。執筆者はJリーグの佐伯夕利子常勤理事である。 9000字を超える長文だったが、何度もうなずきながら一気に読んでしまった。このタイミングで書かれたのは、昨年末に相次いだパワーハラスメントの懲罰決定(12月24日に東京ヴェルディ、30日にサガン鳥栖)を受けてのものである。 この記事に、私は2つの点で興味を抱いた。まずnoteという、一般にもなじみ深いプラットフォームが用いられたこと。そして発信者が、佐伯理事だったこと。スペインでの長い指導経験を持つ彼女だからこそ、日本の指導現場でのハラスメントを「人権侵害」と断じることができた。その事実を、われわれは噛みしめるべきである。 普段は自宅のあるビジャレアルから、オンラインでのミーティングに参加し続けている佐伯理事。
先日、とある中学校の先生からメールをいただいた。 ざっくり言うと、その先生が顧問をしている物理研究部の生徒さんたちが「ダンボールに貼られたガムテープを簡単に剥がせる装置」を作っているんだけど、文房具ライターの立場から何かアドバイスをもらえませんか?というものだ。 えー、なにそれなにそれ、気になる。役に立つコメントができるかは分かんないけど、ひとまず実物を見せてもらいに行こう。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:自宅にファンシー文具店の在庫全部ってどんな感じ? > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k ガムテープ剥がし装置を作った中学生って、どういう人たちなのか お
コロナ禍での大学の授業について、1人の非常勤講師の立場から、どのようなことが起きて、どう考えたかを忘れないうちに記録として書いておく。何度も同じ内容を愚痴っているのが自分でも嫌なので、これで書き切って、区切りを付けたいと思う。 身に付けたツールやLMS 非常勤先ごとに授業形式やLMSが違っていた。私はパワーポイントが何とか使える程度の能力しかなかったが、下記の形式で授業することができた。 専門学校その1。学校からの指定で、授業内容のファイルを送信。プリントアウトして学生に送られた。学生は各回の課題を手書きで仕上げ、学校に郵送、担任の先生が取りまとめて自宅に送られてきた。添削して学校に返送という手書きの課題を郵送し合うパターン。担任の先生にはZoomなどの利用を提案した。 専門学校その2。教材を担任の先生を通してファイルで送信、Webexで授業、手書きの課題を郵送し合った。 短大。初めは専門
3月2日からの政府からの小中高全国一斉休校の要請などを受け、EdTechやエンタメなど複数のサービスが期間限定で無償提供されています。ここでは無償提供が行われたオンラインサービスをまとめます。 経済産業省まとめサイト 新型コロナ感染症に伴う学校休業対策のためにEdTech関連各社の取り組みを以下にまとめている。 www.learning-innovation.go.jp 文部科学省 学習支援コンテンツポータルサイト 新型コロナウイルスに伴う臨時休業期間において、学習支援に利用可能なコンテンツサイトを公開している。 www.mext.go.jp 自習活用サービス・教材 教材名 概要 対象者 会員登録 無償提供期間 まなびwith 2019年度教材3月号をPDFで無料公開。ワークブック送付サービス(1人1冊まで)も提供 小学1年生~6年生 不要 3月2日~3月31日 電子図書館まなびライブラリ
全国の休校された生徒の皆さまへ 3/1より、N高のオンライン授業を無料開放 ~学習アプリ「N予備校」を無償提供~ 学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(以下、N高)および株式会社ドワンゴは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全小中高の休校要請を受け、3月1日(日)より、N高で導入しているオンライン学習アプリ「N予備校」を全ての方に無償で提供し、オンライン授業を無料開放することを決定しました。 また、オンライン授業を実施したいと考えている教員の皆さまに向けて、学習コンテンツの配信ノウハウのレクチャやアドバイスなどを行う無償サポートも開始します。 オンラインで、自宅で学べるオールインワン学習アプリで家庭学習支援 「N予備校」は、ドワンゴがN高と連携し独自に開発した、授業、教材(問題集・参考書)、Q&Aシステムが一つになった学習アプリです。インターネットを活用することで、いつでもどこでも学習を進め
はじめに 先日、Rubyプログラマが本職である僕が、なぜか地元・兵庫県西脇市の中学校で情報モラル教育に関する講演をしてきました。 このエントリではなんでそんなことになったのか、そしてどんなことを話したのか、といった話を書いていきます。 【もくじ】 はじめに 講演を依頼されたいきさつ 去年の情報モラル講演会は本当にひどかった 今年は誰かな〜? → えっ、僕!? 当日使用したスライド この講演で伝えたかったこと 「スマホやSNSは怖い」だけでは終わらせない トラブルに遭遇したら大人に頼る(一人で解決しようとしない) リスクを語るときは、必ず予防策と対処法をセットで伝える テクニカルな解決策(設定の変更等)は重視しない 大人だって失敗したり、ちゃんとできてなかったりすることを伝える 生徒さんたちの感想 その他の裏話等 「経験がない&時間がない」で、かなり準備が大変だった 信頼が置ける専門家の方た
長いので3行まとめ多摩美の非常勤講師、1年間やりきりました&今年度もがんばります今年度から教材を公開していきます「Processingでゼロから学ぶプログラミング・ビジュアルアート」昨年度の講師業を無事やりきりました👏昨年度の多摩美の非常勤講師就任のお知らせから1年。ひとまず無事にやりきることができました。全力を尽くしたので悔いはありませんが、振り返ってみるとさまざまな反省点がありました。 反省1: 資料が散在しがち・検索性が悪かった初年度は再利用できる資産も少なく、教材をほぼゼロから準備しながら、毎週のフィードバックを高速で反映し続ける必要があります。教材の作成手段は、編集コストを最優先に考えDropbox Paperを選択しました。 授業中はプレゼンモードで説明しながら、配布資料は印刷用のPDFでカバーする作戦です。これにより資料作成自体は間に合いましたが、PDFになった資料は検索性
好きな言葉でひらがなの練習ができるプリントが作れるサービス「ひらがなプリントメーカー(仮)」を公開した。今後カタカナにも対応したり、文字練習以外の教材の生成ができるようにすることもぼんやり考えているので、名前は変わるかもしれない。 (2019年01月11日追記) 0〜9の数字にも対応したので「かきかたプリントメーカー」に改名した。さらにカタカナもサポートした。 紙の向きや縦書き横書き、文字サイズが切り替えられるようになっている。書き順もつけることができるので、数字をおぼえた子ならひとりでもできる。 PDFファイルを生成するので、そのまま自宅やコンビニのプリンタできれいに印刷できる。スマホでぽちぽち作って帰り道にコンビニで印刷してお土産に持って帰るなんてこともできる。 もともとうちの3歳の娘のために作ったのだが、これはけっこう需要があるだろうということで真面目に作り込んで公開した。 市販の子
東京医科大学が女子の受験者にたいして一律減点していたというニュースを見て、わたしは特段驚かなかった。まあ、そうだろうな、と、きっとここだけじゃないんだろうな、と思ってしまった。 多くの方が言われているように、氷山の一角に過ぎないと思う。 正直、藝大でもそんな噂はさんざんあった。 高校生の時、こんなことを言われたことがある。 「彫刻科の試験でよく自画像や自刻像が出るでしょ、あれは男か女か見分けるための試験課題なの。将来作家を続けていくのは男の人の方が多いから、男をとりたいんだって。だから自画像や自刻像がでたら女の子は中性的な顔立ちにしたり、ちょっと男の子っぽく作った方がいいらしいよ。」 そんなバカな、いまの時代にそんなことある?昔はあったのかもしれないけど、昔の話でしょ。ただの噂だよ、嘘だよ。 最初はそう思っていた。 だけどその後さらに、受験者数の男女比率はいつも女子の方が多いのに、合格者数
概要 大学教員が教員自身の結婚相手探しを指導学生に卒業論文指導の条件として課し,停職処分を経て依願退職したという記事が話題になっているのを見た。 結婚相手探しを卒論指導条件に 弘前大教員、学生へ文書 : 京都新聞 「結婚相手」がクローズアップされている上記の記事にはてブが集中していて,「ジョークでは」というようなはてブコメントがそこそこ付いているが,ブコメでも指摘されている別の記事を見てみると,だいぶ印象が変わるのではないか。 担当のゼミを受講していた4年生の男女8人に、卒論指導の条件を列挙した文書を配布。その中に教員の「課題解決」と記し、普段から学生に話していた「結婚相手の紹介」と分かる項目が含まれていた。 他に「卒論提出までアルバイトを辞める」「ゼミ合宿中は夜間の睡眠を認めない」などの条件もあった。 直後に8人全員が「ゼミを替わりたい」と大学に訴えて発覚し、大学側は教員を指導から外した
この話の趣旨はタイトルの通りで、本来ならSlackの利用者としては傍流の「私立文系大学のゼミの学生」に、Slackを利用させるために悪戦苦闘した(している)話について紹介するというものだ。読み手として想定しているのは、同僚や似たような環境で教えている教員だけでなく、技術者以外の社員にSlack(その他のグループウェア)を導入、運用している管理者やマネージャー、そのようなソリューションを提案している事業者を考えている。そのため、「要件定義」に関わる前置きが長くなるけれど、具体的なノウハウよりも「未知のツールを利用してもらうためには?」という観点からのひとつの取り組み例として読んでもらえたらと思う。また、Slackそのものの解説については、ウェブ上にあまたある記事の方にお任せしておきたい(たとえばこちらの記事)。 1. 現状と課題 そもそも、なぜゼミでグループウェアを導入する必要があったのか。
2017年10月17日 著作権契約教育アート 「契約と著作権教育の必修化を考える」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) のっけから自分の笑顔で恐縮至極だが、先週こんなことをつぶやいた。 まただ。なぜこんな20代を棒に振るような契約書にサインしたんだと声を荒げたくなる若手アーティストの相談。なぜこうも繰り返される。少なくとも原因のひとつは、はっきりしている。幾多の芸術系大学、音楽・アート系学校で「契約」なんて面倒なことは教えていないからだ。 — 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) 2017年10月12日 事案の詳細は控えるけれど、まあ個人・団体を問わず日常的な契約の光景である。だが、この日は思わずつぶやいた。するとこれがなかなかバズった。 リツイート数も多かったが、何よりコメントが引用ツイートを含めて極めて多い。人々がとみに
Nintendo Switchにはゲームをより楽しむために「モーションセンサー」という技術が入っているのを知っていますか?これは『ARMS』というNintendo Switchソフトの映像です。 手を前に突き出してパンチ!手をひねってパンチをカーブ!手の動きに合わせてゲームの中のキャラクターが、まるで自分と一体になったかのように、いきいきと動いていますね。 このように「モーションセンサー」は自分の手の動きをゲームの中に伝えることができる優れものなのです。では「モーションセンサー」はどのような仕組みで、わたしたちの手の動きをゲームの中に伝えているのでしょうか? そこで「HD振動」に引き続き、再び学研さんと一緒に、「モーションセンサー」について色々と調べてみることにしました!Nintendo Switchのモーション センサーは「加速度センサー」と「ジャイロセンサー」という2つのセンサーを組み
ユニバーサルデザイン(UD)という概念が近年ではすっかり浸透してきている。では、アクセシビリティはどうか? ICT機器に馴染みのある人には理解が早い言葉かもしれない。 日本マイクロソフトは8日、障がいや病気による困難を抱える児童生徒の進学や就職をITで支援する団体であるDO-IT JAPANの夏季プログラムを品川本社で開催。あわせて、「UDデジタル教科書体」、音声読み上げソフトの「WordTalker」、「AccessReading(オンライン図書館)」の紹介を行った。子どもたちの体験の様子とともに取材した。 Windows 10の Fall Creators Updateに「UDデジタル教科書体」が標準搭載される。日本マイクロソフトの春日井氏は、その理由を「より読みやすい日本語環境をお届けする」ことと「日本ICT教育への貢献」と説明した。 「UDデジタル教科書体」は、学習指導要領に基づい
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