【ブエノスアイレス藤野智成、小坂大】東京など3都市が立候補した2020年夏季五輪の開催都市は、当地で7日に開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まる。長い招致レースはついに最終コーナーを回り、混戦のまま総会に突入する。当落の結果は同日午後5時(日本時間8日午前5時)からIOCのロゲ会長によって発表される予定だ。 【CGで見る】2020年東京五輪開催時の各競技場想像図 5日もIOC委員が宿泊するホテル内では、票固めのためロビー活動が続いた。IOC内部に精通する海外の関係者によると、「マドリードとイスタンブールが大量動員している」という。東京招致委員会の幹部は「刻々と情勢が変わっている」と緊迫感を口にした。 最終プレゼンテーション(招致演説)がカギを握る展開だが、現地入りしてからの3都市の記者会見では、マドリードが他の2都市の2倍以上のメディアを集め、熱気がある。 東京は海外メ