ソフトバンクグループが出資するインドのオヨ・ホテルズ・アンド・ホームズが、新規株式公開(IPO)に向けて目論見書草案の策定作業を始めたことが事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。10月の申請を目指す。 関係者によれば、具体的な時期や規模などは未定。これに関連して、インドのコタック・マヒンドラ銀行と米JPモルガン・チェースが既に選定され、シティグループも近く加えられる状況にある。オヨにコメントを求めたが、返答はない。 オヨは最近、既存融資返済のための原資として、世界の投資家からの借り入れで6億6000万ドル(約726億円)の資金を確保した。 インドはIPOブームに沸いており、今年これまでに調達された資金は計88億ドルに達して過去3年間の合計を上回り、現行ペースでは年間で過去最高記録(118億ドル)を更新することになる見通しだ。