日揮は太陽光や太陽熱を使った大規模な発電所を海外中心に展開している。2014年3月には千葉県鴨川市で出力31MWのメガソーラーを立ち上げる。国内のメガソーラーと海外のメガソーラーは位置付けが異なるという。何が異なるのだろうか。 プラントなどのエンジニアリングを手掛ける日揮は海外で再生可能エネルギーを利用した発電所の実績を積んでいる。2010年のスペイン(太陽熱発電)や2011年のサウジアラビア(太陽光発電)が代表例だ。 同社は大規模な再生可能エネルギー開発、特にメガソーラーについて、国内市場よりも海外市場を重視している。「メガソーラーを建設できる土地が国内では既に限られている。世界的には中東や北アフリカなどが成長すると考えている。これらの地域にある産油国は石油を外貨獲得手段と考えており、自家消費する電力を石油ではなく太陽から得ようとしているからだ」(日揮)。 日揮は2013年9月、国内で2