マウントゴックス(Mt. Gox)の民事再生を担当する管財人は、被害者への部分的賠償に向けた次なるステップを踏んだ。顧客資産が消失し、経営破綻した暗号資産取引所のマウントゴックス。6月1日以降、債権者は民事再生の提案を受け入れるかどうか、投票を開始でき、オンライン投票の期限は10月8日までとなっている。 管財人からの通知には、次のように記されている。 「投票しなければ、議決に必要とされる投票数のカウントにおいて、民事再生計画草案に反対票を投じたとみなされる」 提案が可決されるには少なくとも50%の賛成票が必要で、能動的に投票した人の半数以上が賛成だったとしても、提案が通らない可能性もある。 賠償金支払いの仕組み 昨年債権者に送られた書簡によれば、日本円とBTC/BCHで賠償をする提案であった。それぞれの賠償額は日本円建てで、ビットコイン(BTC)の場合は2018年に民事再生手続きが開始され