JPSpanを使ったフローでは、まずJPSpanのサーバ側を設計します。サーバ側のページでは、プロキシオブジェクトを作成するJavaScriptコードを生成し、JavaScriptとPHPクラスのマッピングを行い、シリアライズされたデータを送信します。 JPSpanはAJAX部分のコードを提供してくれますが、Webプログラミングの一般的なロジックは自分で実装する必要があり、認証機構やセッション管理などがその例です。サーバは通常のPHPページなので、クッキーやHTTP認証などは問題なく動作します。 セッションに関しても、基本的には従来通りの方法で問題ありません。ただしサーバと通信する量が増えるため、セッションがパフォーマンス上のボトルネックになる可能性があります。またJavaScriptオブジェクトが毎回再作成されるため、最後の呼び出しでセットした値がPHP側では存在しないという事態が起こる