日本経済の「現在」を理解するための手がかりとして、TSRが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をまとめて発表しています。
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『労務事情』2014年9月1日号に寄稿した「時間ではなく成果で評価される制度への改革?」です。全2回の1回目ですので、次号に続きます。 政府は去る6月24日に『「日本再興戦略」改訂2014』を閣議決定した。ここでは、雇用制度改革に関しても多くの課題が挙げられているが,その中でも注目を集めたのが「時間ではなく成果で評価される制度への改革」というタイトルが付けられた項目である。しかしながら、この問題をめぐっては、この提案を行った政府の産業競争力会議自身をはじめ、多くのマスコミや政治家も含め、問題の本質を外した議論ばかりが横行している。 まずもって確認しておくべきは、いったいこの「改革」は何を改革しようとしているのか,という点である。それはこの戦略が「新たな労働時間制度」を創設せよと言っている以上、労働時間制度に決まっているではないか、とほとんど全ての人は考えるであろう。しかし、「時間ではなく成
賃金カーブが世界の国々と大きく異なる 人事コンサルティング大手のヘイコンサルティンググループが各国大手企業の役職階級別の年収(基本給、一時金、手当)を調査して、日本の課長級を「1」として指数化した興味深いデータを発表している。 それによると、日本の部長級は1.36なのに対して、中国は1.64。本部長・事業部長クラスではさらに差が開いて、1.68対2.57。 タイにおいては、課長級は0.49と日本の半分以下だが、部長級は1.35と日本と同水準になる。これが本部長クラスでは2.24まで伸びて、伸び率としては日本の倍以上となるのだ。 成果主義や能力主義が徹底している欧米に比べて、日本の管理職の給与水準は低いというイメージが強い。実際、ヘイのデータでも、アメリカやドイツと比べて、部長級から先の差が大きくなっている。 しかし、今や欧米だけではない。同じアジア圏の中国やタイと比較しても、部長級以上の日
今日もインターネッツは自分の環境や人生に対する呪詛にあふれている。 自分の人生はどこで狂ってしまったのか?! 学歴か?生まれ育ちか?それとも運か?はたまたそのすべてなのか? 答えのあるのかないのか分からないツイートを、エントリを今日も目にする。 やはり、大の大人が人生を考える時、お金や生活のクオリティに直結するのが仕事なので、自分の仕事選びに対する後悔や、他人の仕事についての興味というのは尽きることがないようだ。 僕はこの手の議論が出るたびに思うことがある。 僕らは果たして将来の仕事をどれほど網羅的、体系的に知った中から今の仕事を選んだのだろうと。 すごく限定的なイメージや、その時々の求人情報をベースに仕事を選んで、仕事をする中でうまくいかずに嘆いているのではないか?と。 でも遡って、どんな情報が高校生や中学生の時にあれば後悔の少ない仕事選びをできたのだろうか? または、自分で「将来のリア
企業が無償で国家に奉仕する源泉徴収と年末調整。 それが徹底する日本。 国税庁が毎年公表する「民間給与の実態調査結果」は、信頼性が高いと思われます。 その中から、1年以上勤務する男性勤務者(含む非正規)を給与階層別にグラフにしてみます。(女性と短期勤務者を含めるとパートの方が多く入ってきて数字が歪む) 比較時期は、まだバブル前の昭和57年と、最新の平成24年。 1982年と2012年の30年間の変化を見ることになります。 なお母数は、昭和57年が2240万人で、平成24年が2720万人と大きく増加。 500万人も増えているのは、サラリーマン化や「法人成り」が更に進行したことと、高齢になっても働く人が増えたからではないかと思われます。 一番下の青色が年収300万円以下の層ですが、実数で200万人減り、パーセンテージでは、39%から24%と大きく減少。 また、年収300~400万円層も減って、メ
日本の平均年収推移、20代30代40代などの年齢別年収推移や手取り、企業の平均年収ランキング、年収分布なら「平均年収.jp」 日本の平均年収推移、20代30代40代などの年齢別年収推移、産業別年収推移、企業の平均年収ランキング、年収分布など様々な年収に関して解説する年収ポータルサイトです。 令和3年度(2022年度最新)の平均年収 443万円 令和3年度の日本の平均年収は、全体は2.4%増。男性で545万円。(同2.5%増、131千円の増加) 女性302万円(同3.2%増、94千円の増加)また正規508万円、非正規198万円。男性では年間給与額400万円超500万円以下の者が537万人 女性では100万円超200万円以下の者が497万人と最も多い。 >日本の平均年収を詳しく見る 企業の平均年収ランキング 1位~2225位 平均年収ランキングを、平均年収.jpに掲載されている企業から1位~2
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