人間の動きを記録して3Dグラフィックのアニメーションに活用するモーションキャプチャーは、ビデオゲームにおいてもすっかり一般的なものになっている。 とはいえ、ビデオゲームに求められる動きはあくまでフィクションのそれである。時には現実の物理法則を無視したり、不自然でもキメるべき場面が必要になってくるのだ。ゆえに、それを人間の動きでどう実現するかが重要になる。 ゲーム開発者が集まるカンファレンス「CEDEC 2023」にて、そんなモーションキャプチャーのノウハウを伝えるセッション「モーションキャプチャーを使ってアニメライズされた動きを撮影するためのノウハウ共有」が実施された。この記事では、セッション内容をかいつまんで紹介する。 「ゲームらしい動き」はどのように収録されているのか セッションの登壇者たち。左から、株式会社モーションアクター代表取締役社長の杉口秀樹、株式会社モーションアクターのMao